シュトゥットガルトで活躍中の(左)伊藤洋輝と(右)遠藤航 [写真]=Getty Images
シュトゥットガルトが、日本代表DF伊藤洋輝に新契約を提示する可能性があるようだ。8日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
現在24歳の伊藤はジュビロ磐田で頭角を表し、2021年夏にシュトゥットガルトにレンタルで加入。海外挑戦初年度となった2021-22シーズンは序盤にスタメンの座を掴むと、公式戦通算31試合に出場し1ゴール1アシストという成績を残した。完全移籍への移行が発表され迎えた昨シーズンもセンターバック(CB)の主軸として公式戦37試合に出場し1ゴール2アシストをマーク。チームのブンデスリーガ残留に大きく貢献した。
日本代表でも10キャップを誇る伊藤を巡っては、今夏の移籍市場でのステップアップの可能性が浮上。かねてから熱烈な関心を寄せているのが、オランダ屈指の名門アヤックスで、既に選手本人とは2028年6月末までの5年契約締結で個人合意に達しているとも報じられている。しかし、シュトゥットガルト側も、最終ラインの主力を張る伊藤の残留を熱望。これまで2度に渡る正式オファーを拒否したことが明らかになっている。
今回の報道によると、シュトゥットガルトは伊藤の慰留に向けて、2026年6月末までとなっている現行契約の見直しに動いているという。契約期間の延長の可能性については言及されていないが、給与の大幅な改善に加え、3000万ユーロ(約47億円)の契約解除条項の盛り込みが検討されているようだ。なお、伊藤側は3000万ユーロ(約47億円)の設定額を高過ぎると考えており、減額を要求しているとも報じられている。
また、シュトゥットガルトは現行契約が来夏で満了となる日本代表MF遠藤航についても、新契約の提示に踏み切る可能性があるという。現在30歳の同選手は2019年の加入以来CBやボランチを主戦場に活躍し、2021年にはキャプテンに就任。在籍4年目の昨シーズンは公式戦40試合に出場し6ゴール5アシストをマークした。
報道によると、契約延長に向けた交渉はかねてから進んでいるものの、依然としてクラブ側からの正式オファーは提示されていないという。しかし、ファビアン・ヴォルムゲートSD(スポーツディレクター)が「ワタルはチームのキャプテンだ。スポーツ面だけでなく、彼の特別な個性でもその役割を満たしている。もちろん、今シーズン以降も彼と一緒に仕事を続けたい」と明言している通り、シュトゥットガルトは遠藤との契約延長を望んでいるとのこと。今夏の移籍期間が終了し、チームの編成が確定し次第、正式に契約延長を打診したいと考えているようだ。なお、遠藤本人もクラブとの契約延長を望んでいるという。
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By サッカーキング編集部
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