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高和芹夏(C大阪ヤンマーレディース)元気に、明るく、楽しみながら!

2023.11.15

日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」の3シーズン目が11月に開幕した。
WEリーグに新規参入を果たしたセレッソ大阪ヤンマーレディースは、
プロの舞台でどんな戦いを見せてくれるのだろうか。
大きな期待を背負う選手たちの連続インタビュー企画、
第6回は、ガッツ溢れるプレーで攻守に貢献する高和芹夏が登場してくれた。

どんな形でもチームに貢献できたらいい

──主にボランチやサイドハーフなど、中盤でプレーすることが多いですが、ご自身のプレースタイルや特長を教えてください。

高和 私のプレースタイルは、球際で戦ったり、守備でボールを奪いきったり、攻守においてアグレッシブにプレーすることです。

──ポジションとしては、万能性も自身の長所でしょうか?

高和 複数のポジションができることは自分にとって武器になると思うので、どのポジションでも与えられた役割を徹底することは心掛けています。WEリーグカップでは左サイドハーフで出させてもらったので、ボランチとは違う役割になるのですが、得点やアシストだったり、守備だったり、どんな形でもチームに貢献できたらいいなと思っています。

──球際で戦うことは意識されている?

高和 自分はそこまで技術があるタイプではないので、球際で戦うこと、ガツガツしたプレー、気持ちの部分を出すことで、自分にも自信をつけながらプレーしています。

──「攻守でアグレッシブに」という言葉もありましたが、チームの中での役割は、どのように考えてプレーしていますか?

高和 チームの中での役割は、得点に関わるプレーをすることです。あとは、闘争心の部分も出しながら、チームにプラスの影響を与えることです。

気迫のこもったプレーが特長で、球際でも強さを発揮する[写真]=セレッソ大阪

──今の言葉を聞いてもメンタルの強さを感じますが、ご自身では、どのようなメンタルを持っていると思いますか?

高和 メンタルは、弱くはないと思っています(笑)。ちょっとしたことで考え過ぎないタイプですし、気楽にというか、楽しみながらサッカーをしています。ミスをしたとしても、すぐに切り替えて次のプレーに焦点を当ててプレーしています。

──派手なゴールパフォーマンスにも注目が集まるように、明るいキャラクターの持ち主だと思いますが、ムードメーカー的な役割は意識的に演じている? それとも素に近い感じでしょうか?

高和 キャラクターは、ムードメーカーというよりは、周りを盛り上げつつ、自分も楽しみながら、元気に明るく振る舞うことは意識しています(笑)。

──まず自分自身が楽しむことが、周りを盛り上げることにもつながっている、ということですね。年齢的には先輩と後輩のちょうど間くらいですが、橋渡し的な役割を担う意識もありますか?

高和 年齢が真ん中くらいということもあって、上の選手とも下の選手ともコミュニケーションを取ることが大切だと思っています。下の子たちを伸び伸びプレーさせてあげるのも自分たちの年代の役割だと思うし、上の選手とコミュニケーションを取って、上と下をいいバランスにすることも大切だと思っています。

──逆に言えば、ご自身がさらに若い頃、年上の選手にチームの雰囲気を作ってもらったな、みたいな記憶はありますか?

高和 セレッソは上下関係があまりないこともポジティブなことだと思います。自分自身、上の選手がアドバイスをくれたり、優しくしてくれたり、ということも経験してきたので、それを後輩に還元してあげたい気持ちはあります。

優勝争いに加わっていけるように

──8月に開幕したWEリーグカップは、3勝1分1敗のグループ2位で終えました。チームとして、個人として収穫や課題をどう感じましたか?

高和 チームとしての収穫は、WEリーグというレベルが一つ上がった中でも戦えたこと。セレッソの武器として前線からの守備、そこは通用したと思います。逆にまだまだだな、と思ったことは、攻撃で崩しての得点や、相手を見て賢くサッカーをすること。そこは課題だと思ったので、改善していきたいです。個人としては、相手のレベルが上がったことで、プレッシャーも早くなったので判断スピードやプレースピードをもっと上げなければいけない、ということを感じました。リーグ戦では、もっと得点やアシストにも関わっていけたらいいなと思います。

──第1節のノジマステラ神奈川相模原戦で、WEリーグ参入後の記念すべきチーム初ゴールを決めました。試合前から狙っていましたか?

高和 第1号ゴールは狙ってはいましたが、まずはチームが勝つことを大事にしていました。その中で、ゴールを取れたら最高だなと思っていました。トモさん(田中智子)がいいパスをくれて、ラッキーな形で入ったので、うれしかったです。

──ゴールパフォーマンスは、試合前に決めているのか、その場で出てくる感情なのか、どちらですか?

高和 決めてはいないですね(笑)。喜びやその時の感情がそのまま出ている感じです。

9月のマイ仙台戦では、チームを代表して勝利のダンスを披露した[写真]=セレッソ大阪

──ご自身にとってセレッソ大阪ヤンマーレディースはどういう存在ですか?

高和 長い間、私を育ててくれたクラブです。今度は自分が結果を残して恩返しできるように頑張っていきたいと思います。

──セレッソ大阪ヤンマーレディースとしてはWEリーグ参入1年目ですが、今後どのような選手になって、どのようなキャリアを歩みたいですか?

高和 このチームにとって、代えの利かない選手になって、中心選手として活躍したいです。私の夢は、セレッソ大阪ヤンマーレディースの一員としてリーグ優勝することと、なでしこジャパンに入って、世界で活躍する選手になることです。

──最後にWEリーグ1年目の戦いに向けての意気込みをお願いします。

高和 初めて参入するWEリーグで、セレッソ旋風を巻き起こして、優勝争いに加わっていけるように頑張っていきたいです。応援よろしくお願いします。

By サッカーキング編集部

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