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百濃実結香(C大阪ヤンマーレディース)どんな相手にも仕掛け続ける!

2023.11.14

日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」の3シーズン目が11月に開幕した。
WEリーグに新規参入を果たしたセレッソ大阪ヤンマーレディースは、
プロの舞台でどんな戦いを見せてくれるのだろうか。
大きな期待を背負う選手たちの連続インタビュー企画、
第5回は、チャンスを演出するドリブラー・百濃実結香が登場してくれた。

結果を強く意識してプレーしたい

──ご自身のプレースタイルや特長を教えてください。

百濃 私のプレースタイルの特長は、スピードに乗ったドリブルです。ドリブルで意識していることは、タイミングをズラしたり、緩急をつけたりして、相手の懐に潜り込むことです。

──8月に開幕したWEリーグカップでは、サイドハーフとして、攻撃的なポジションでプレーされることも多かったですが、チームの中での役割は?

百濃 ドリブルでチャンスメークすること、裏へ抜け出してゴールを取ることです。

タッチの細かいドリブルからチャンスを創出する[写真]=セレッソ大阪

──ドリブル突破を磨く上で、参考やお手本にしている選手はいますか?

百濃 三笘薫選手です。自分でドリブルでも運べて、ゴールも決めることができる選手だからです。

──今の言葉からも分かるように、ドリブルの先にはゴールやアシストといった結果も目指されていると思いますが、数字へのこだわりもありますか?

百濃 はい。WEリーグカップでは、ゴールやアシストという結果でチームに貢献できなかったので、リーグ戦では個人としても結果を強く意識してプレーしたいです。

──よりゴールやアシストにつなげるために、練習でトライしていることはありますか?

百濃 練習では、とにかく仕掛けることを意識しています。ドリブルで仕掛けた先では、積極的にシュートを放つことも意識しています。

初年度から旋風を巻き起こせるように

──WEリーグカップは3勝1分1敗のグループ2位で終えました。チームとして、個人として、収穫や課題をどう感じましたか?

百濃 チームとしては、前からのプレスがハマっていたので、セレッソらしい守備は通用したと思っています。個人としては、試合を重ねるにつれて武器であるドリブルでの仕掛けを出せるようにはなったのですが、もっと積極的に仕掛けることができれば良かったと思いました。

─チームとしての課題はどういうところに感じましたか?

百濃 リーグ戦に向けて追求しないといけないと感じたことは、球際での強さやゴール前での崩しの形をもう少し増やして、質も上げていくことです。

──WEリーグカップを5試合戦って、環境面も含め、これまでのなでしこリーグとの変化を感じることはありましたか?

百濃 なでしこリーグからの変化という点では、観客数がすごく増えたと感じます。それはホームだけに限らず、アウェイチームのサポーターさんもたくさん来てくれたので、プロという雰囲気を感じることができました。

──WEリーグ参入後、ホーム初勝利となったマイナビ仙台レディース戦は喜びもひとしおでしたか?

百濃 そうですね。第2節のホーム開幕戦で負けてしまったので、あの試合はチーム全員で勝利を強く意識して臨んだ試合でした。勝って安心した、という思いが一番です(笑)。

苦楽をともにしてきたチームメートはかけがえのない存在[写真]=セレッソ大阪

──ご自身にとってセレッソ大阪ヤンマーレディースはどういう存在ですか?

百濃 セレッソ大阪ヤンマーレディースは、私にとって家族みたいな温かい存在です。中学生の頃からプレーして成長させてもらったクラブですし、監督やスタッフも含め、すごく親身になって相談に乗ってくれたり、色々なアドバイスもくれます。練習では厳しさもありながら、オフの場面では家族よりも長い時間を過ごすこともありますし、楽しく過ごせています。大好きな存在です(笑)。

──セレッソ大阪ヤンマーレディースの未来へ向けて、期待することは何でしょうか?

百濃 リーグの中で常に上位にいるチームでありたいですし、カップ戦では優勝したり、リーグ戦でも優勝争いに加わっていったり、常に結果を残せるチームになりたいです。

──個人としては、どのようなプレーヤーになっていきたいですか?

百濃 リーグ戦を戦っていく上で、個人としては、どんな相手にも怯むことなく仕掛け続けて、相手にとって怖い存在でありたいなと思います。小さい頃からの夢や目標は、見てくれている方々に、自分が仕掛ける姿や戦っている姿を見て感動してもらうことだったり、プレーで勇気を与える存在になることです。そういう存在に少しでも近づけるように、これからもサッカーを頑張りたいと思います。

──見ている人たちに夢や希望を与えたい気持ちやプロ意識は、WEリーグ参入を機に増した部分はありますか?

百濃 ありますね。関西に女子プロサッカーチームが増えたことで、これまでサッカーができない環境にあった子どもたちもプロサッカー選手を目指しやすくなったと思います。サッカー少年や少女たちに、少しでもこういう選手になりたいと思ってもらえるようなプレーをしたいです。

──最後に、WEリーグ参入1年目に向けての意気込みをお願いします。

百濃 WEリーグ参入初年度から旋風を巻き起こせるように、セレッソらしいアグレッシブなサッカーで優勝を目指して戦っていきたいと思います。個人としては、ゴールやアシストを一つでも多く残して、チームに貢献したいと思います。応援よろしくお願いします。

By サッカーキング編集部

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