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冨安健洋がサウジ&豪州戦へ「この2試合で決まると言っても過言ではない」

2021.10.04

アーセナルの冨安健洋 [写真]=Getty Images

 日本代表DF冨安健洋(アーセナル/イングランド)が、4日にメディア対応を行なった。

 FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選に臨む日本代表は、2試合を消化して1勝1敗。10月はグループ最大の難敵となるサウジアラビア代表、オーストラリア代表との2連戦となる。冨安は「本当に大事な試合。10月の2連戦は僕たちにとって、この2試合で決まると言っても過言ではないです。ここで6ポイント取ることができれば、実際、直接対決で勝つということがポイントになる。サウジ戦もオーストラリア戦もシックスポインターの価値があるということを常に忘れずに、準備期間も含めていい緊張感でやりたいです」と意気込みを示した。

 9月7日に行われた中国戦では、引いた相手から1点をもぎ取って辛くも勝利した日本代表。同試合に出場した冨安は、サウジアラビアとの戦いについて「中国戦とは違ったゲーム展開になる」と予想。「アジアカップでサウジアラビアとやったとき(2019年1月)の印象でいえば、かなりボールを支配され、押し込まれるなかで勝利した。そのときとは変わっているかもしれないので映像を見なければわかりませんが、後ろがゼロで守ることはどの試合でも変わらない。押し込まれる展開でも、ボックスの中でしっかり防ぐことができれば失点しない。それは、アーセナルでも言われること。勝負を決めるのは攻守含めてボックス内なので、そこでの戦いはより意識して集中切らさずにやりたいです」と、守備者としての責任感を口にした。

 8月31日にイングランドの名門アーセナルへと移籍。「(3連敗スタートだった)チームの状況どうこうというより、新加入選手として入って、自分の価値をチームメイト、サポーター、クラブの人間に証明しないといけない状況だった」と加入直後を振り返った冨安は、リーグ戦で4試合連続スタメン出場している。ここまでの戦いぶりを振り返って自身のプレーを評価し、次のように語った。

「まだまだだと思っています。これが絶対通用するなというものはないです。1試合1試合やっていくなかで課題を感じて、成長につなげる必要があると思っている。まだ4試合やっただけですし、ここが自分の武器だと言う感覚はまだないです」

「色んな僕を取り巻く環境もありますけど、自分のことに集中してあまり考えすぎないようにというのはこの1カ月意識しました。戦術は練習で刷り込んで、ゲームのときは頭をクリアにして沢山のことを考えすぎずに自然な状況でプレーするというのは、代表でも大事になってくると思います」

 日本代表は7日にサウジアラビア代表と敵地で対戦。試合は日本時間7日の26時(同8日2時)から行われる。

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