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鈴木武蔵、大迫を「大きな存在」と語るも…コートジボワール戦へ意気込み「危機感を与えられるように」

2020.10.11

トレーニングに励む鈴木 [写真]=JFA

 日本代表のFW鈴木武蔵がオンラインでの会見に応じた。

 9日にカメルーン代表との国際親善試合に臨んだ日本代表は、0ー0の引き分けに終わった。この試合にベンチ入りしながらも出番がなかった鈴木だが、約1年ぶりとなった日本代表としての活動について以下のように語った。

「(カメルーン戦で出番はなかったが、改めて代表ユニを着て感じたものは)やはり特別なものと感じます。日本にいたときよりもさらに、着るだけではなく結果を残して『やってやるぞ』という気持ちにすごくなりました。ただただ結果を求めてやっていきますし、フォワードとして必要なことです。自分としてもまだまだ代表での試合数や結果を残せていないので、(コートジボワール戦で)しっかりと結果を残して、大迫(勇也)選手に危機感を与えられるようにやっていきたいです」

 今年の8月に初の海外となるベールスホットへ移籍したばかりの鈴木だが、ここまでの今シーズンでは手応えも感じているようだ。

「最初はなかなかチームメイトに認めてもらえなかった部分はありますけど、ゴールを重ねるごとにチームメイトも監督も信頼してくれるようになりました。ベルギーでも動き出しやゴール前の動き、背後を取る動きは十分通用すると感じましたし、能力の差はそこまで感じてはいないので、もっとゴールを取らないといけないと思っています」

 また、現在の日本代表の中心選手の1人であり鈴木にとっては同じポジションのライバルでもあるFW大迫勇也についても、今のように語っている。

「大きな存在ですし、長年日本代表で1トップを張っている存在だけあって、能力も申し分ないです。ただ、僕はそれに寄せるのではなく、僕なりの特長で勝負したい。もちろんいいところを吸収したい気持ちはありますけど、全部そこにフォーカスするのではなく、自分は自分だと。ディフェンダーの背後での動きやゴール前での動き出しは、コンサドーレや今まで所属したチーム、ベールスホットでも常に意識してきました。人それぞれの特長があるので、そこを存分に出して、それで自分なりのプレーで結果を出して、危機感を与えたいです」

 そしてJリーグに在籍していた頃は6クラブに所属していた鈴木は、改めて日本のサポーターへの想いを口にした。

「代表に来るまで苦労の時期も多く、レンタルに出たり、いろいろなチームを渡り歩きました。ただ、どのチームでも皆さんが僕に期待してくれて熱い声援を送ってくれた。その時代がないと今の僕がないと思っています。Jリーグで所属していたチームの皆さんにも、僕らしいところを次のコートジボワール戦で見せられればいいと思っています」

 コートジボワール戦は所属クラブの方針で大迫が欠場となるが、鈴木は出場を果たし活躍を見せられるのだろうか。

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