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【J1第26節予想スタメン 横浜FMvs甲府】横浜FMは中村俊輔の欠場が濃厚、司令塔不在でシステム変更の可能性も

2014.09.26

司令塔の中村俊輔は甲府戦欠場が濃厚 [写真]=Getty Images

横浜F・マリノス 司令塔の不在が濃厚、システム変更の可能性も

 前節広島戦で公式戦の連敗を4でストップ。リーグ戦でも3試合ぶりの勝利となり、残留争いに飲み込まれる危険性もほぼなくなった。9月の公式戦で4試合8失点だった守備陣も無失点に抑え、チーム全体でもようやく一息つけた。練習を見守る樋口靖洋監督の機嫌もすこぶる良く、「残り9試合全部勝ちにいく。若い選手を試す時期だとは思っていない」と鼻息を荒くする。


 今節は2013年から勝利がない甲府をホームに迎える。3月23日に行われた対戦では開幕からの連勝を3で止められた。人数をかけてしっかりとブロックを作り、カウンターに転じる策にはめられた。攻守で躍動感がなく、指揮官が「ワーストゲーム」と嘆いた試合だった。

 今節も同じ展開が予想されるだけに、「真ん中は守備が堅いので、できるだけサイドは高い位置をとって、横から攻めたい」と樋口監督。前節に70日ぶりの得点で勝利を呼び込んだ伊藤翔は「自分たちから仕掛けたい」と意識する。

 ただ、広島戦を前半だけで退いた中村俊輔は出場を回避する見込み。発熱の影響で本調子にはほど遠い。伊藤、藤田祥史が組む2トップへのシステム変更か、広島戦でテンポを上げた佐藤優平がそのままトップ下に入るのか。2011年11月3日以来となる甲府戦での白星は、攻撃をつかさどる司令塔の不在を乗り越えた先にある。(totoONE編集部)

■横浜FM予想スタメン
4-4-2
GK
榎本哲也
DF
奈良輪雄太
栗原勇蔵
中澤佑二
下平匠
MF
兵藤慎剛
三門雄大
小椋祥平
齋藤学
FW
藤田祥史
伊藤翔

ヴァンフォーレ甲府 これまでの6勝は全て完封勝利、カギは先取点にあり

 前節は神戸を2-0で下し、15位から13位に浮上。エースのクリスティアーノは、DFラインの背後を狙うという攻撃面での狙いと彼の特長がフィットし、7試合ぶりの得点を記録。中盤では下田北斗稲垣祥の両大卒新人が先発し、それぞれがチームの力となり得ることを証明した。最終ラインも隙のない対応を見せ、マルキーニョスペドロ・ジュニオールの強力2トップを完封。城福浩監督は「今日の守備を続けていけば、必ず毎試合で勝ち点を取れる」と胸を張った。

 とはいえ、今季の甲府が強みを発揮しているのは“相手に先制点を許さなかった展開”に限られる。ここまで挙げた6勝はいずれも完封ゲーム。攻め手を封じることで、相手が焦りからバランスを崩す展開になればいいが、先制点を許すと一気に厳しくなる。中2日、中3日と連戦が続く中で、まずいつもの守備を見せることが容易でない。

 また、ウイングバックは福田健介松橋優橋爪勇樹が負傷で欠場中。アクシデントがあれば稲垣祥石原克哉を回して凌ぐことになるだろうが、運動量を要求されるポジションにもかかわらずバックアップが手薄だ。さらに、最終ラインの3人も能力が高い分、替えの効かない存在で、おそらく疲労を抱えた中で連戦へ臨むことになる。特にDFリーダーの山本英臣は34歳。今節は体力的ギリギリの戦いを強いられるだろう。(大島和人)

■甲府予想スタメン
3-4-3
GK
荻晃太
DF
青山直晃
山本英臣
佐々木翔
MF
ジウシーニョ
新井涼平
稲垣祥
阿部翔平
FW
石原克哉
クリスティアーノ
下田北斗

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