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【J1第21節予想スタメン 横浜FMvs川崎】今季二度目の“神奈川ダービー”、川崎はフィジカル面での優位を生かせるか

2014.08.22

前回のダービーは横浜FMが3-0で快勝 [写真]=Getty Images

横浜F・マリノス 延長戦までもつれた天皇杯の疲労が懸念材料

 20日の天皇杯3回戦で連覇の夢が消えた横浜FM。絶対に「引きずってはいけない試合」(樋口靖洋監督)を迎える。2007年以降、本拠地での川崎戦は5勝2分と相性の良さを誇る。5月18日に行われた前回対戦でも3-0と完勝。それでも、堅守の要である中澤佑二は「個の能力が高く、それぞれがチームにフィットしている。2度目はない」とJ屈指の攻撃力に警戒を強めている。


 16日の徳島戦は先発2試合目のラフィーニャが全3得点に絡む活躍。決定力の高いストライカーがワントップに固定され、トップ下の中村俊輔や左MFの齋藤学へのマークが分散。2試合で5得点と好調の要因となっている。

 名門を支える守備にも光が差し込んだ。前節はリーグ戦再開後7試合目でようやく無失点に封じた。「セットプレーで得点を取られそうな嫌な雰囲気」(GK榎本哲也)を拭い去り、嫌な流れを断ち切った。

 唯一の懸念は体調面の差か。栗原勇蔵下平匠、齋藤は天皇杯で120分間フル出場。両足に痛みを抱える齋藤は攻撃の一翼を担うだけに、回復具合が心配される。ただ、主将の中村は「ダービーはチームが締まるし、サポーターが盛り上げてくれる。意地の張り合い。そういうのがないとリーグも、選手も成長しない。おもしろい試合になるよ」と不敵に笑った。2010年10月31日以来、ニッパ球では12戦無敗。難攻不落の第2のホームでライバルから連勝を飾る。(totoONE編集部)

■横浜FM予想スタメン
4-2-3-1
GK
榎本哲也
DF
小林祐三
栗原勇蔵
中澤佑二
下平匠
MF
中町公祐
小椋祥平
兵藤慎剛
中村俊輔
齋藤学
FW
ラフィーニャ

川崎フロンターレ 攻撃陣は好調持続も、ディフェンス面に課題

「フロックでこの位置にいるわけじゃないから」と、中村憲剛は自信を持って言い切る。前節、鳥栖を抜いて2位に浮上。勝ち点差1で首位浦和を追う状態が続いているのは、単なる勢いや偶然の連続ではない。自分たちのスタイルを貫いてきた結果だという自負があるからだ。

 では、ここからさらに勝ち点を積み重ねていくために必要なことは何か。これも中村が日頃から口にしている言葉を借りれば、「やるか、やらないか」になる。自分たちの距離感でサッカーをするために、「出して」、「受ける」を繰り返してボールを奪われないパスワークでゴールまで運ぶ。そこに全てが集約されていると言っていい。ミッドウィークに開催された天皇杯3回戦では、主力組を温存して臨んだ試合だったとはいえ愛媛に敗れる不覚をとったが、これも「やらなかった」ゆえの敗戦だったに他ならない。

 メンバーはC大阪戦と変わらない見込み。前節5得点と爆発した攻撃陣に不安はないが、その一方で、4失点と3-4-3システムでの課題が噴出。サイドを起点にされた際の対応に脆さがあり、ここは改善が急務だ。さらに天皇杯も含めて4試合連続で先制点を許しており、夏場の試合を考えると、やはり追いかける展開は避けたいところ。試合の入り方は、積極的かつ慎重さを心掛けたい。

 先発出場が濃厚の森谷賢太郎小宮山尊信にとっては、古巣との対戦になる。敵地での彼らの奮起にも期待したい。(いしかわごう)

■川崎予想スタメン
3-4-3
GK
杉山力裕
DF
實藤友紀
谷口彰悟
小宮山尊信
MF
森谷賢太郎
大島僚太
中村憲剛
登里享平
FW
小林悠
大久保嘉人
レナト

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