J1第3節が15日に行われ、サンフレッチェ広島と浦和レッズが対戦した。
AFCチャンピオンズリーグ出場組のセレッソ大阪と川崎フロンターレを連破して開幕2連勝を飾った王者・広島と、開幕戦こそガンバ大阪に勝利したものの、2戦目のサガン鳥栖戦にはホームで敗れ、さらには横断幕問題に揺れた浦和の対戦。
試合は両チーム様子見の展開の中、広島がややゴールに近づく場面を作る。32分、左サイドの山岸智から縦にスルーパスが出ると、ペナルティエリア内から野津田岳人がシュートするが、飛び出したGK西川周作がブロックした。
迎えた41分、浦和は槙野智章からペナルティエリア内にスルーパスが出ると、興梠慎三がシュートを放つが、GK林卓人が好セーブ。しかし、そこから得たCKの流れから、右サイドの平川忠亮のクロスを興梠が頭で合わせてネットを揺らし、アウェーの浦和が先制する。
後半に入り、攻め手がなかなか掴めない広島は、69分に佐藤寿人と野津田を下げ、浅野拓磨と高萩洋次郎を投入する。浦和は前がかりになる広島に対して、李忠成や梅崎司を投入し、カウンターで対抗。後半アディショナルタイムに浦和は、高い位置でボールを奪うと左サイドの裏へ抜けた原口元気がカットインしてから試合を決めるゴールを右足で決めた。試合は2-0で終了し、浦和が勝利した。
浦和は今シーズン2勝目。対広島は2012年からリーグ戦4連勝となった。広島は今シーズンリーグ戦初黒星。