先制点を決めた富澤と、ゲストで来場した間寛平さん [写真]=清原茂樹
J1第3節が15日に行われ、横浜F・マリノスと徳島ヴォルティスが対戦した。
リーグ戦開幕2連勝の横浜FMは、12日に行われたAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節の広州恒大戦から、中2日でホームゲームに臨んだ。先発メンバーには、中村俊輔や藤本淳吾、齋藤学らが名を連ねた。一方、J1昇格1年目で、連敗スタートとなった徳島は、クレイトン・ドミンゲスが初先発で、高崎寛之と2トップを形成した。
横浜FMは11分、齋藤が強烈なミドルシュート。GK松井謙弥に阻まれたが、徳島ゴールを脅かしていく。そして13分、敵陣右サイドで得たFKを中村が蹴り込むと、中央の富澤清太郎が頭で合わせ、先制点を決めた。
1点リードの横浜FMは、終始主導権を掌握し、優勢に試合を進めるものの、追加点を奪うことはできず。前半は1-0で終了した。
横浜FMは後半開始早々、左サイドでボールを持った中村が縦にスルーパスを送ると、藤本がゴール前で反応。後ろからのボールをダイレクトで合わせたが、GKにセーブされた。圧倒的に押し込まれていた徳島は、後半に入ってから盛り返したものの、得点を挙げるには至らない。
横浜FMの追加点は60分に生まれた。中村の直接FKをGK松井が弾くと、こぼれ球に反応した栗原勇蔵が中央へ折り返す。ゴール前でフリーの伊藤翔が押し込んで、ゴールネットを揺らした。
2点ビハインドを負った徳島は、花井聖を投入して打開を図るが、逆に横浜FMに3点目を献上。77分、藤本がペナルティーエリアの手前でボールを持つと、三門雄大とのワンツーで抜け出し、相手GKとの一対一を冷静に沈めた。
試合は3-0で終了。横浜FMはリーグ戦3試合連続の完封勝利で、勝ち点を9に伸ばした。一方の徳島は、3試合連続で無得点に終わり、開幕3連敗を喫した。