セネガル戦で同点ゴールを挙げた本田 [写真]=Getty Images
日本代表は26日、28日のポーランド戦に向けて練習を行った。練習後、本田圭佑(パチューカ)がメディアの取材に応じた。
相手に2度リードを許す展開ながらも、2-2のドロー決着となったセネガル戦を終え、本田は「まさに2014年に僕らが目指した、自分たちのサッカーっていうところが表現できた戦い方だった」と振り返り、2014年の前回大会との違いと成長を語った。
「あの時と比較すると、明らかに違うのは自分たちありきのところから相手ありきになった。サッカーの本質っていうものの考え方、価値観が変わったかもしれない。相手がやることが分かってたらジャンケンみたいなもので、チョキ出されると分かってて、なんでパーにこだわる必要があるのっていう話ですね」
この考え方には、2014年1月から2017年7月まで在籍したイタリアのミランでの経験が大きく影響しているようだ。「戦術的なイタリアでやったからこそ、その戦術がいかに相手ありきか」ということが分かったとコメント。「とにかく相手のいいところを消すサッカーを徹底する。自分たちの良さは関係ないってことではなく、存分に発揮するってことを大前提で、相手は何を出してくるのかっていうのをしっかり分析する」ことを学んだと明かした。
次戦の相手は2連敗でグループステージ敗退が決定したポーランド。日本は引き分け以上で2大会ぶりの決勝トーナメント進出が決定する。本田は西野朗監督の手腕を評価し、次戦までに必要なことは「対話」だと語った。
「西野さんのすごさは、タイプとして人の意見を受け入れること。そこに強みがあると僕は思います。2018年のメンバーは監督に意見できる選手が多いので、西野さんとマッチしている。それが2試合に形として表れた。そこはすごく評価すべき部分だと思う」
By サッカーキング編集部
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