2013.01.01

相手に危険DFとして警戒される酒井高徳、シュトゥットガルト全試合採点付き通信簿

写真=千葉 格
酒井高徳
 シュトゥットガルト下部組織出身のホークランドからポジションを奪った酒井高徳は、相手チームから“危険な右サイド”と警戒されている。同サイドのハルニックとのコンビネーションも冴え、強気の攻撃参加はチームの貴重な武器だ。昨シーズン、既に“ミニブレイク”を果たしているが、確実に経験を積み重ね、リーグでも有数のサイドバックに成長したと言えるだろう。

 リーグ前半戦出場記録をフランクフルトの地元紙『Stuttgarter Zeitung(シュトゥットガルター・ツァイトゥング)』の寸評とともに振り返ってみよう。

▼2012-13シーズン前半戦 酒井高徳 出場記録
ブンデスリーガ:14試合・0得点・0アシスト

【9月】
■9月2日|ブンデスリーガ第2節 vsバイエルン(A)1●6
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:5.5
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「リベリーに大苦戦。集中力を欠き、試合に入れなかったようだった。重大なパスミスをした」

■9月23日|ブンデスリーガ第4節 vsブレーメン(A)2△2
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:4
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「前への動きは精力的だったが、守備は依然として良くない。まだコンディション調整の遅れを取り戻す必要がある」

■9月26日|ブンデスリーガ第5節 vsホッフェンハイム(H)0●3
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:6
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「他の全チームメート同様、ホッフェンハイム戦で今季最低のプレーを見せる」

■9月29日|ブンデスリーガ第6節 vsニュルンベルク(A)2◯0
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:3.5
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「ここ最近の不調の後、実戦を積むことで安定感を増していったようだ。GKウルライヒ同様、この日本人選手も低調なシュトゥットガルトのFW相手にそれほど多くの仕事はなかった。その分、前線への動きでは堅実なものを見せた」

【10月】
■10月7日|ブンデスリーガ第7節 vsレヴァークーゼン(H)2△2
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:4
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「いつも通り精力的な動きを見せるも、多くの凡ミスがあった」

■10月21日|ブンデスリーガ第8節 vsハンブルガーSV(A)1◯0
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:3.5
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「一対一の競り合いでは良い動きをするも、ボールを持ったところでは軽率な面が見られた。イラチェクから試されることは皆無に等しかったが、バイスターが投入されたことで、状況は一変した」

■10月28日|ブンデスリーガ第9節 vsフランクフルト(A)2◯1
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:4
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「昨シーズン後半、見事なプレーを見せたが、フランクフルト戦でもスムーズにはいかず。ラッバディア監督によると、その原因はロンドン五輪参加による調整不足だという。酒井からのクロスは見られなかった。また、マイアーの同点ゴールの場面では、クリアできる高さになかった」

【11月】
■11月3日|ブンデスリーガ第10節 vsドルトムント(A)0△0
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:3
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「まずまずの内容。開幕当初の疲れ切った状態から調子が上向きであることを示した」

■11月11日|ブンデスリーガ第11節 vsハノーファー(H)2●4
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:4
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「攻撃参加に骨を折る。しかし、シュートまで持ち込むことはあまりなかった。守備では安定した動きを見せた」

■11月17日|ブンデスリーガ第12節 vsボルシアMG(A)2◯1
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:4
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「いつものように精力的なプレー。もっとも、深刻な結果を招きかねないひとつの単純ミスが後半通じての印象を曇らせてしまった」

■11月25日|ブンデスリーガ第13節 vsフライブルク(A)0●3
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:3
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「調子の悪いシュトゥットガルトの選手の中では、よいプレーを見せた選手のひとりに数えられる。とはいえ、攻撃面で右サイドバックの選手として精度の高いクロスで試合にアクセントをつけるということはできず」

■11月28日|ブンデスリーガ第14節 vsアウクスブルク(H)2◯1
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:4
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「この試合でも精力的に動き、度々攻撃にも参加し、何本かの有効なクロスも出した。しかし、守備面ではイージーミスが多かった」

【12月】
■12月1日|ブンデスリーガ第15節 vsグロイター・フュルト(A)1◯0
出場時間:先発フル出場
『Stuttgarter Zeitung』採点:3
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「右サイドバックの選手にとっては、特に目立つところのない試合だった。前半はいくつかの不用意なボールロストがあった」

■12月8日|ブンデスリーガ第16節 vsシャルケ(H)3◯1
出場時間:67分間(先発、67分退場)
『Stuttgarter Zeitung』採点:4
『Stuttgarter Zeitung』寸評
「不注意かつ熱くなりすぎたファウルで当然の退場処分を受けることに。そうした行為はチームを窮地に追い込んでしまった」