2012.10.06

【インタビュー】元ロンドン五輪代表監督の関塚隆氏がクラシコを語る「”チーム”のバルサ対”個”のレアル」

 

伝統の一戦“クラシコ”

WOWOWではバルセロナvsレアル・マドリード、“クラシコ”を日本時間10月7日(日)深夜2:30 現地より生中継! 公式HPではクラシコを一層楽しむための企画が満載! SNSを使って、感動と興奮をシェアしよう!

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「『チーム』対『個』の対比をみてください」。関塚隆ロンドン五輪サッカー男子日本代表監督が、伝統の一戦クラシコの展望を語る・・・リーガ・エスパニョーラ「バルセロナvsレアル・マドリード」10月7日(日)深夜2:30~WOWOWライブにて独占生中継!
関塚隆
リーガ・エスパニョーラ12‐13シーズンも第7節。WOWOWでは、サッカーイメージソングに氷室京介の新曲「WARRIORS」を起用し、リーガの闘いをさらに熱くスリリングに視聴者に届けているが、いよいよ10月7日には伝統の一戦クラシコ「バルセロナvsレアル・マドリード」が開催される。バルセロナは開幕から6連勝で首位を快走。一方の昨季リーガ覇者レアル・マドリードは開幕直後こそもたついたものの態勢を立て直し勝ち点10の6位と調子を上げてきた。全世界が注目する一戦を前に、WOWOWサッカー解説を務める関塚隆氏(ロンドン五輪サッカー男子日本代表監督)が、クラシコの展望を語った。

クラシコは前半戦の山場になる

――リーガ序盤戦を振り返ってみていかがですか?

バルセロナは監督が新しく代わりましたけど、グアルディオラ前監督の哲学がうまく引き継がれていて、6連勝と結果を出していますね。戦いの中では、新しい監督になってビラノバ新監督の「色」が出てくるのはこれからだと思うんですが、特に今はチャンピオンズリーグも始まって、ここからが見極めというか、結果も残しながらバリエーションをつけつつやっていこうという感じですよね。 一方のレアル・マドリードは、新しい選手を試しながらも、まだ勝ちきれていないというか、ピッチ以外のゴタゴタも聞こえてきますし、そういうところで結果に結びついてないという感じもあるのかなと思っています。

――監督という目線から両チームを分析するといかがでしょう?

バルサは自分たちのテンポやリズムをホーム、アウェー関係なくやりますし、ただその中でどのように変化をもたせるのかとか、どんな選手交代で試合中のチームの良さを維持していくのかなど、監督目線でみています。またレアルはスター軍団で、それをどのようにチームとしてまとめあげて、相手に応じてどんな戦術で戦いを展開していくのか、というところを注目しています。その中で、個人というところがレアルの良さですし、バルサはチームの攻守にわたっての一体感という色が出ていますから、この部分は勉強になりますね。個人技の裏にある隠れたチームプレーなどはどうしても目線がいってしまいますね。

――10月7日のクラシコの展望は?

レアルはアウェーですが、これ以上引き離されたくないですし、大事な戦いになるのではないでしょうか。バルサは、自分たちのスタイルでホームでライバルに勝ちたいと思っているでしょう。ただ、このクラシコというのは何が起こるかわからない戦いですよね。しかも前半戦の序盤(例年より少し早い)の対戦ということで、早くも前半戦の山場になると思います。とにかくこの試合に勝ちたいという思いが両チームにはあるでしょうね。

――試合のポイントは?

バルサが自分たちのパスサッカーを展開してくるのに対して、レアルのモウリーニョ監督がどのような戦術をたてて戦いに挑んでくるというのかというところですね。レアルはタレントも揃っていますから、その豊富な駒をどう組み合わせて勝ち点3を目指してくるのか注目です。モウリーニョ監督になってからはここ数試合そういう戦いが繰り広げられていますし、しかも昨シーズンのリーグ戦、今年のスーぺル・コパと実際に勝っていますし、その部分の戦いが楽しみですね。

「チーム」のバルサ対「個」のレアルの対比に注目

――両チームの鍵となる選手は?

バルサの方はキープレイヤーというよりも、不安材料はセンターバックですね。怪我人が出ているので、ここの部分をどのようにソング、マスチェラーノあたりで仕上げてくるのかが注目ですね。逆にレアルはそこをどう突いてくるか、ですよね。今はディ・マリアがすごく好調ですから、彼がどういう働きをできるかに注目したいですね。もう一つは、レアルは前節に今年新加入のモドリッチ、エジルを同時に起用しましたが、その布陣だと守備は少し不安定にはなりますが、パスの出所が2つできて、新たなオプションが増えました。そのへんを90分の中でどう組み立ててくるのか、興味深いですね。バルサはここ数試合、攻めている感じはありますが、最後まで攻めきれず、なかなか点をとることに苦労しているイメージもあります。結局最後スリーバック気味にして、なんとか点をとって勝ってきていますが、この最終局面での崩しも見ごたえがありますね。

――どのような戦いを希望しますか?

万全の状態なら、バルサホームですし、なかなか失点をしないのでバルサ有利かなと思いますが、不安材料もいくつかあるので、2-2か、そこで最後の1点をとった方が勝つ位の、それくらい見ごたえのある試合になるんではないかと思っています。ここまでの戦いをみていると両チーム2点ずつはとれそうな感じがしますね。またそこにサッカーの面白さもみてとれますし、3点目がとれるかどうかというところが勝負の分かれ目かもしれないですね。そこをメッシとC・ロナウドのどちらがとるのかという見方も面白いかもしれません。ただその位攻撃的な、両チームの良さが出た戦いがみたいなと思います。

――最後にこの注目の一戦、どのように楽しむのがよいでしょう?

バルサはカンテラからの一貫した哲学というか、共通イメージをチームで理解しあっていますよね。レアルは個人の能力の高さををうまく使って力でねじ伏せるというチームです。そこの「チーム」対「個」の対比をみてもらえればと思います。


世界中が注目する伝統の一戦 クラシコ「バルセロナvsレアル・マドリード」は
10月7日(日)深夜2:30~WOWOWライブにて独占生中継でお届けする。

◆リーガ・エスパニョーラの詳しい内容はWOWOW ONLINE 特設サイト(wowow.co.jp/liga)へ!
http://www.wowow.co.jp/sports/liga/

関塚隆(せきづか たかし)
1960年10月26日。千葉県船橋市生まれ。本田技研工業(現Honda FC)で活躍し1991年に現役引退。その後は早大ア式蹴球部監督や鹿島、清水のコーチを歴任し、1998、99年には鹿島で監督代行を務めた。04年には川崎の監督に就任しJ1昇格を果たすと、病気で一度はチームを離れたが、2009年まで指揮を執り、川崎をリーグ屈指の強豪に引き上げた。10年9月からは日本代表コーチとオリンピック代表監督を兼任。今夏のロンドン・オリンピックでは日本を44年ぶりの4強に導き、契約満了により退任している。
 

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