多くの日本人選手が参戦しているブンデスリーガ。2部の昇格候補、ボーフムに所属する田坂祐介も含め、多数のプレーヤーが活躍の場を求めてドイツへと渡り、今や日本人選手がプレーしない週末はないほどだ。
ブンデスリーガ第6節に出場した選手たちのプレーを、現地メディアはどのように評価したのか。採点と寸評を、振り返ってみよう。
※採点で特に記載がないものは最高点1、最低点6
【乾貴士/フランクフルト】先制の絶好機を逃してしまう
[写真]=原田亮太
『Frankfurter Rundschau(フランクフルター・ルントシャウ)』
採点:Schwachelnd(低調)
※数字採点ではなく、GanzOkay=十分合格/及第点、Gutdabei=健闘、という表現採点
「27分、先制の絶好機を逃してしまう。その後は試合から取り残された格好に。69分に敵陣ペナルティーエリアにスプリントで向かうも(突進するも)、途中でやめてしまう。なぜか?それは彼にしか分からない。彼のこの日1番のアシストはあと少しのところでゴールへとつながるところだった。もっともフライブルク側のゴールだが」
【清武弘嗣/ニュルンベルク】期待されたようなゲームメーカーではなかった
[写真]=千葉格
『Revier Sport Online(レヴィーア・シュポルト)』
採点:4
「シュツットガルトは自陣ペナルティーエリアの前で度々フリーキックを許し、それを清武がまずはいつも通りにこなすものの、0-2となった後は精度を欠くようになった。同じことがコーナーキックに関しても言える。試合の中で何本かのよいパスはあったものの、全体的に見ると期待されたようなゲームメーカーではなかった」
【宇佐美貴史/ホッフェンハイム】脅威へつながることがしばしば
『Sportal.de(シュポータル』
採点:3.5
「ホッフェンハイム攻撃陣の中では最も攻撃的な選手だった。彼がゴールへと走り出すと相手への脅威へつながることがしばしばだった。もっとも、宇佐美はそうしたプレーをもっと頻繁にやっていかなければならなかった」
【酒井高徳/シュトゥットガルト】安定感を増していった
『Stuttgarter Zeitung(シュツットガルター・ツァウトゥング)』
採点:3.5
「ここ最近の不調の後、このシュツットガルトのディフェンダーは実戦を積むことで安定感を増していったようだ。GKウルライヒ同様、この日本人選手も低調なシュツットガルトFW相手にそれほど多くの仕事はなかった。その分、前線への動きでは堅実なものを見せていた」
【田坂祐介/ボーフム】とにかく物足りない内容
『Revier Sport(レヴィーア・シュポルト)』
採点:5
「最初は左サイドでプレーしたが、攻撃で活発に動くことはあまりなかった。度々ボールを無駄にしてしまい、しっかりとした目標を持った(ターゲットを絞った)プレーができず。骨折りではあったが、とにかく物足りない内容だった。」
※細貝萌(レヴァークーゼン)は出場時間が短く評価はなし
※内田篤人(シャルケ)、長谷部誠(ヴォルフスブルク)、岡崎慎司(シュトゥットガルト)酒井宏樹(ハノーファー)は出場せず