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清武に集まる称賛、初ゴールの乾と宇佐美への評価は…/現地採点まとめ

2012.09.19

 多くの日本人選手が参戦しているブンデスリーガ。2部の昇格候補、ボーフムに所属する田坂祐介も含め、多数のプレーヤーが活躍の場を求めてドイツへと渡り、今や日本人選手がプレーしない週末はないほどだ。

 

 ブンデスリーガ第3節に出場した選手たちのプレーを、現地メディアはどのように評価したのか。採点と寸評を、振り返ってみよう。

 

※採点で特に記載がないものは最高点1、最低点6

 

【清武弘嗣/ニュルンベルク】1得点2アシストに絶賛の嵐

 

[写真]=千葉格

 

『Kicker(キッカー)』

採点:1

 

「火曜日はまだ日本の埼玉、水曜日からはニュルンベルク、そして土曜日はメンヒェングラードバッハ。清武(22)は、ピッチの内外を問わず動き回っている。ニュルンベルクの小柄な選手(172センチ、63キロ)にとっては、日本代表招集による旅も、オリンピック参加による短い夏休みも、素晴らしいプレーを妨げるほどのものではないようだ」

 

「チームのベテラン、ハンノ・バリッチュは新しいチームメイトを「素晴らしく、素早い動きに相手選手は非常に苦戦する」と評する。今季ニュルンベルクが挙げた全5ゴールの全てに、このセレッソ大阪からの新加入選手が絡んでいる」

 

「グラードバッハでは、最初の2ゴールをドンピシャのフリーキックとコーナーキックでもたらすと、今度はテンポよい個人技で自らゴールを決めた。小さな選手、大きな能力(を持っている)」

 

『ビルト(Bild)』

 

「軽快なMFはセットプレーで2ゴールをお膳立てし、その後に自分自身で3点目を決めてみせた。わずか3ゲームで、清武はニュルンベルクに多大な効果をもたらしている。優れたボールコントロールと素晴らしい芸術性は、清武の代名詞となった。ニュルンベルクが大阪から100万ユーロ(約1億円)で連れてきた彼は、イングランドに渡った香川真司に取って代われるほどの才能を持っていた」

 

『Revier Sport Online(レヴィーア・シュポルト)』

 採点:1

 

「またしてもヘキング監督が抜きんでたプレーヤーをニュルンベルクに呼び寄せ、絶え間ない主力選手の退団にも関わらず自分のスタイルを貫いていることには感心するばかりだ。清武登場のおかげでギュンドアンやエキチの退団をいつまでも嘆かなくてすんだ」

 

【乾貴士/フランクフルト】エレガントなブンデス初ゴール

 

[写真]=原田亮太

 

『Frankfurter Rundschau(フランクフルター・ルントシャウ)』
採点:Gut dabei(ナイスゲーム)
※数字採点ではなく、GanzOkay=十分合格/及第点、Gutdabei=健闘、という表現採点

 

「試合開始から力強い勢いをもたらし、この日本人選手を通して多くの動きがあった。先制点となったゴールは、ボールの扱いという点で、見るものを楽しませてくれるゴールだった。チーム最多のシュート数(6本)。優れたパフォーマンスを見せた」

 

【宇佐美貴史/ホッフェンハイム】チームは負けたがパフォーマンスは高評価

 

[写真]=Getty  Images

 

『Sportal.de(シュポータル』
採点:3.5

 

「素晴らしいテクニックの持ち主で、32分、35分のプレーのように、チームが試合で機能していなくても個人技で輝けるというプラスがある。彼のゴールは、まさに最高レベルのものだった。このバイエルン・ミュンヘンからの新入団選手、ディフェンス面ではまだ改善していく点がある」

 

【田坂祐介/ボーフム】収穫と課題

 

『Revier Sport(レヴィーア・シュポルト)』
採点:3

 

「この日本人選手は時として創造性とドリブルでの強さ、そしてアグレッシブなディフェンスでチームのために動き回っていた。この日本人選手に肘鉄を見舞ったビアロフカはレッドカードで退場させられてしかるべきであった。もっとも、審判がこのプレーを見逃していたため、試合は続行となった」

 

『Westdeutsche Allgemeine Zeitung(ヴェストドイチェ・アルゲマイネ・ツァイツング』
採点:3.5

 

「ボーフムのユニフォームに袖を通した日本人選手は、非常によく動き、ポジションも頻繁に変えていた。そのため、チームにあってはむしろ異質な存在に映り、前半だけでも6本のパスミスがあった。47分には、後半開始を告げるかのような、足首だけを使った強烈なシュートをペナルティーエリアの角から放った」

 

※岡崎慎司(シュトゥットガルト)は出場時間が短く評価はなし

 

※内田篤人(シャルケ)、酒井高徳(シュトゥットガルト)、酒井宏樹(ハノーファー)、長谷部誠(ヴォルフスブルク)、細貝萌(レヴァークーゼン)は出場せず

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