2012.09.04

アザール、香川、ミチュにデンベレを見逃すな!プレミア新加入選手ベスト10

 8月いっぱいで移籍マーケットがクローズし、各チームの体制が見えてきた。納得の補強を完了できたクラブもあれば、不満を抱えたままシーズンに臨むチームも。その筆頭がリヴァプールで、ブレンダン・ロジャーズ監督はアンディ・キャロルの放出について、「彼の代わりとなる選手を獲得できないことがわかっていたなら、彼を放出することはなかった」と話し、早くも“思い通りの移籍マーケットとはならなかった”と認めた。

 

 では、満足のいく補強が行えたクラブはどこなのか。注目すべき選手は誰なのか。今回は“プレミアリーグ注目の新加入選手ベスト10”と題し、チームを導くであろうプレーヤーにスポットを当てる。

 

文=松岡宗一郎(サッカーキング編集部)

1.エデン・アザール(リール→チェルシー)

移籍金3200万ポンド(約39億円)

 

 第3節を終えて既にチェルシーになくてはならない存在となっているアザール。創造性に欠けていたチェルシーの攻撃陣はアザールの加入により彩りを取り戻し、開幕3連勝を記録した。

 

 クラブ史上最高のストライカー、ディディエ・ドログバは去ったが、怪物の代わりに入ってきたのもまた、違ったタイプの怪物だった。

 

2.ロビン・ファン・ペルシー(アーセナル→マンチェスター・U)

移籍金2400万ポンド(約29億円)

 

 第3節のサウサンプトン戦ではPKを失敗しながらもハットトリックを達成。傑出した才能の持ち主だということを改めて証明した。

 

 ユナイテッドに近年いなかった“スペシャル”なストライカーで、攻撃陣の軸としての役割を担う。

 

3.ミチュ(ラージョ→スウォンジー)

移籍金200万ポンド(約2億4000万円)

 

 ジョー・アレンやスコット・シンクレアといったキープレーヤーを放出したスウォンジーだが、代わりにやってきたミチュがチームをけん引。俊敏な動きとポジショニングの旨さがプレミアにマッチし、既に4得点を記録している。

 

4.サンティ・カソルラ(マラガ→アーセナル)

移籍金1650万ポンド(約20億円)

 

 ファン・ペルシーとアレクサンドレ・ソングが去ったアーセナルにおいて、希望を挙げるとするならカソルラの存在だろう。抜群のテクニックと視野の広さで攻撃陣に活気を与え、既にチームの中心に。

 

5.ムサ・デンベレ(フルアム→トッテナム)

移籍金1500万ポンド(約18億円)

 

 ダイナミックなプレーぶりが持ち味のデンベレ。ラファエル・ファン・デル・ファールトやルカ・モドリッチが去ったスパーズの新たなキーマンに。ノリッジ戦では、挨拶代わりのスーパーゴールを記録。

 

6.香川真司(ドルトムント→マンチェスター・U)

移籍金1700万ポンド(約20億円)

 

 ユナイテッドに新たな息吹を呼び込む日本代表MF。チームメートたちとの連係やフィジカル面に不安は残るが、信頼を勝ち取りリーグに適応できればドルトムント時代の輝きをイングランドの地で披露することも可能だろう。アレックス・ファーガソン監督の期待に応えたい。

 

7.クリント・デンプシー(フルアム→トッテナム)

移籍金600万ポンド(約7億円)

 

 今夏、去就が最も注目されていたプレーヤーの一人。リヴァプールやアストンヴィラとの争奪戦の末、スパーズが手にした。得意のドリブルと抜群の得点感覚でアンドレ・ビラス・ボアス監督を助けたい。

 

8.吉田麻也(VVVフェンロ→サウサンプトン)

移籍金200万ポンド(約2億4000万円)

 

 リッキー・ランバートとともにサウサンプトン飛躍のカギを握ると言っても過言ではない吉田麻也。スピードへの対応やラインコントロールに問題を抱えるセインツの守備陣を統率したい。両足から繰り出す正確なパスは、ショートパスをつなぐスタイルのセインツにおいて大きな武器に。

 

9.ハビエル・ガルシア(ベンフィカ→マンチェスター・C)

移籍金1600万ポンド(約19億円)

 

 リヴァプールで活躍したルイス・ガルシアの従兄弟。ベンフィカにタイトルをもたらし、いざイングランドへと参戦する。ライバルも多いが、プレミアに適応し、王者を連覇に導きたい。

 

10.スティーヴン・ピーナール(トッテナム→エヴァートン)

移籍金450万ポンド(約6億円)

 

 出戻りという形でトフィーズに戻ったピーナールだが、エヴァートンにとっては最高の補強。既にそのテクニックとセンスで攻撃陣を導いている。マルアヌ・フェライーニとともに、エヴァートン飛躍の鍵を握る。

 

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