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フットサル日本代表・星翔太が語る「WINNER STAYS」攻略法

2015.11.16

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トレーニングのコーチを務めたフットサル日本代表の星翔太選手。「WINNER STAYS」に勝つためのアドバイスを送った [写真提供]=ナイキジャパン

ナイキが展開する「WINNER STAYS」は、変則ルールの超攻撃的スモールサイドバトルだ。フットサルよりも狭いフィールドを使い、GKなしの4対4で対戦する。最初のゴールを決められたチームは1人が退場となるが、その後は4対3で試合を続行し、次のゴールを決めたチームが勝利を手にする。11月上旬、この「WINNER STAYS」を勝ち抜くための特別トレーニング「FOOTBALLX TRAINING」(フットボールエックス トレーニング)が開催された。

コーチを務めるのは、フットサル日本代表の星翔太選手。星選手が自らお手本を示しつつ、一般の参加者にスモールフィールドでの動き方、戦い方をレクチャーした。内容は狭いスペースを攻略するために考案されたユニークなメニューばかりだ。およそ2時間のプログラムを終えたところで、星選手にトレーニングの感想や、「WINNER STAYS」について話を聞いた。

自由な発想というのはリスクの中から生まれてくる

――かなりユニークなプログラムでしたが、具体的に何を鍛えるメニューなのですか?

星翔太 とにかくいろんな考え方を持つ、ということですね。ピッチの中は確認して、判断して、決断して、ということの繰り返しだと思うんです。そうやって頭を使いつつ、ふざけたりだとか、相手をおちょくるだとかも、楽しむ上では必要だと僕は思っていて。「楽しみながら頭を使う」ということを基本的なテーマにしました。

――――改めて、参加者に「WINNER STAYS」で勝つためのアドバイスを送るとしたら? 例えば、11人制のサッカーを経験してきたプレーヤーが狭いフィールドで戦うときに、何を意識すればいいでしょうか?

星翔太 簡単に言うと「挑戦すること」が一番大事だと思います。人って新しいこと、新しい知識をネガティブに捉えがちで、それを「リスク」という言葉で呼ぶと思うんですね。でも、どんなことであれ、前に進むためには1回ぶつからないと、失敗もないし成功もない。チャレンジするということは、失敗を恐れない、リスクを恐れないということです。そういった部分も含めて「挑戦」という言葉を送りたいですね。

――「WINNER STAYS」はGKなしの4対4で、狭いフィールドでゴールを奪い合います。非常にゲーム性の高い、言ってみればストリートサッカーに近い形式ですが、このスタイルについてどう思いますか?

星翔太 ストリート的なゲームを繰り広げる中で、「WINNER STAYS」というタイトルの通り、勝者だけが残っていく。自分のパフォーマンスで存在を主張する。そういう部分はとても魅力的ですよね。フットボールをカルチャーにするというテーマを考えても、参加者たちの手で、フットボールの一つの文化を作るという試みはすごく面白いと思います。

――ゲーム性が高いルールだと、スキルだけでなく戦略性を問われることになります。

星翔太 それが大事なんですよ。このルールだと、1点目を取られて3人になっても、2点目を取ればいい。逆に1点目を取っても、4人で守っているだけでは勝てない。リスクを冒して攻めなきゃいけない、チャレンジしなきゃいけないというルールは本当に楽しいですね。リスクを恐れず挑戦する、というのは日本人に足りない部分だと感じていますし、もし自分が若い頃にこのゲームがあったら、もっと色んな刺激があったんじゃないかと思います。やっぱり、自由な発想というのはリスクの中から生まれてくる。参加者がうらやましいですよ。

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狭いスペースを攻略するスキルを伝授。「11人制のサッカーにも生かせる」と星選手は言う [写真提供]=ナイキジャパン

――スモールフィールド特有の考え方やスキルを身につけることで、11人制のサッカーに生かせる部分もあるように思うのですが。

星翔太 絶対にサッカーはうまくなります。自分の経験ですが、18歳くらいのときにフットサルとサッカーを両方やっていたんですね。そうすると距離感が怖くなくなるんですよ。サッカーとフットサルは距離感が違うので。

――なるほど。相手が近くにいても怖くない。

星翔太 そうです。サッカーのアプロ―チは1メートルから1.5メートルと言われますが、フットサルはもっと近い。近いから足の裏を使うんです。その距離感に慣れてしまうと、11人制のサッカーで相手が近づいてきても、これだけ距離があったら何でもできるな、と(笑)。あとはボールがないところの動きですね。今日のトレーニングでも参加者に「鬼ごっこ」をしてもらいました。動きながら駆け引きしたり、相手の死角を使ったり、場合によってはいたずらをしたり、おちょくったり(笑)。そういうところですね。

――確かに、フットサルは常に駆け引きの繰り返しです。

星翔太 フットサルは「相手をだますスポーツ」なので。例えば相手の視野から消えてしまえば、相手は首を振らなければいけない。その瞬間に動き出せばフリーになれるわけです。そういった動き方はサッカーでも確実に役立ちます。

――今日のトレーニングでは「楽しむこと」を強調していましたよね。それも非常に印象的でした。

星翔太 例えばこれが、今日はサッカーボールを使いましたけど、小さいテーピングを固めたようなボールでもいいだろうし、フットサルボールでもいいだろうし、要は何でもいいと思うんです。そこに人がいて、ボールがあって、それをみんなで蹴ることに垣根はないですから。「WINNER STAYS」はその点ですごく面白いイベントで、フットボールを楽しむ要素が全部詰まっている。ぜひ競技の垣根を取り払って、ボールを蹴ることを楽しんでもらいたいと思います。

「WINNER STAYS TOKKYO」公式サイト
http://www.nike.com/jp/ja_jp/c/football/winner-stays-tokyo
予選ラウンド:~11月22日(日) 東京都内や近郊のフットサル施設で開催。
決勝ラウンド:11月29日(日)
※参加方法やスケジュールなどの詳細は公式サイトへ。
問い合わせ先:「WINNER STAYS TOKYO」運営事務局
メールアドレス:winnerstays@nike.jp

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