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【インタビュー】デンプシー「バルデラマやジダンも好きだったけど、一番の憧れは…」

2012.05.24

ワールドサッカーキング 2012.06.07(No.216)掲載]
“サッカー不毛の地”と言われるアメリカからやって来たクリント・デンプシーが、“サッカーの母国”イングランドでゴールを量産し、リーグの主役へと踊り出た。フルアムで絶大な存在感を誇るゴールゲッターが、充実のシーズンを振り返る。
デンプシー

インタビュー・文=レオ・モニハン

フルアムはプレミアの中で一番“アメリカらしさ”を持つチームだ。

今シーズンの活躍によって、君はフルアムにおける「史上最高の外国人選手」になった。どんな気分かな?

デンプシー チームに来たばかりの頃は不安もあったけど、こうして世界最高のリーグで戦うことができて、なおかつ必要とされている。本当にエキサイティングだし、もっとやってやろうという気持ちになるよ。

テキサス出身の君がサッカーを始めたきっかけは?

デンプシー すべては母のおかげさ。母はいろいろなスポーツに挑戦させてくれた。スポーツをやっていれば人間的に成長するし、友達も増えるからってね。いろいろなスポーツにチャレンジしたけど、サッカーが一番しっくりきた。僕が生まれ育ったのはヒスパニック系の人たちが多く住んでいる地域だったから、その影響もあったかもしれない。ボールがネットに突き刺さる時の興奮は、他のスポーツでは味わえないしね。

小さい頃、世界のサッカーを見て刺激を受けることもあった?

デンプシー そうだね。1986年のワールドカップ(以下W杯)のビデオを夢中になって繰り返し見ていたのを鮮明に覚えてる。観客が選手たちの華麗な技に酔いしれて、一つひとつのプレーに叫び狂う。「僕もこういうプレーがしたい」って強く感じたものさ。

少年時代の憧れの選手は?

デンプシー カルロス・バルデラマやジネディーヌ・ジダンを好きだったけど、やっぱり一番の憧れはディエゴ・マラドーナさ。

君は若い頃からMLSで活躍していたけど、プレミアリーグからのオファーはさすがに予想していなかったのでは?

デンプシー いや、当時からヨーロッパでもやっていけるという自信はあった。2006年のドイツW杯では良いプレーができたという手応えもあったしね。実際、W杯後にはフルアムだけでなくエヴァートンからもオファーがあった。そして最終的には、僕をより高く評価してくれていたフルアムを選んだんだ。

加入するまでフルアムについてはどんなイメージを持っていた? 

デンプシー フルアムはプレミアの中で一番“アメリカらしさ”を持つチームだ。ブライアン・マクブライドやエディ・ルイス、カルロス・ボカネグラ、そしてマーカス・ハーネマンが在籍したチームだからね。ここにはアメリカ人選手が活躍してきた歴史がある。加入から4年半が経って、ようやく僕もその仲間入りを果たすことができたと思っているよ。

実際にプレーしてみて、プレミアのサッカーをどう感じている?

デンプシー トッテナムとのプレミアデビュー戦(07年1月20日)ではいいプレーができたと思う。でもその後はケガが続いて、試合になかなか出場できなくなってしまった。あの頃の僕はフィジカルが弱かった。フィジカルに問題があるとこのリーグでは成功できないんだ。MLSはもちろん、アメリカ代表と比べてもプレミアはかなりレベルが高いと感じたよ。だからひたすらトレーニングに没頭した。そして、ようやくこのリーグで実力を発揮できるようになったんだ。

<インタビュー全文はワールドサッカーキング 2012.06.07(No.216)でチェック>

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