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ファルカオ「1年目のリーガで結果を残せた理由は序盤に自信を得られたから」

2012.05.07

ワールドサッカーキング 2012.05.17(No.214)掲載]
ラダメル・ファルカオのゴールラッシュが止まらない。4月の公式戦では1試合を除きすべての試合でゴールをマークし、その勢いは増すばかりだ。敵チームを恐れさせる驚異のゴールハンターが、絶好調の今シーズンを振り返った。
ファルカオ

インタビュー・文=ホセ・フェリックス・ディアス・フェルナンデス 翻訳・構成=高山 港 写真=ムツ カワモリ

 今シーズンのラダメル・ファルカオは、新天地のアトレティコ・マドリーでその才能を爆発させている。リーガ・エスパニョーラではレアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドとバルセロナのリオネル・メッシに次ぐ22ゴールを挙げ、ヨーロッパリーグでは得点ランク2位の10ゴールをマーク。公式戦32ゴールというこの数字だけでもファルカオのスペインでの新たな挑戦は、大成功していると言えるだろう。

 今、野心溢れる点取り屋は、ロヒブランコ(赤と白を意味するスペイン語、A・マドリーの愛称)の一員として是が非でもヨーロッパリーグ(以下EL)のタイトルを獲得したいと願っている。「僕はアトレティコに大きな成功をもたらすためにこの地にやって来た。チームの勝利のために、持てる力のすべてを出し尽くすつもりだ」

 燃えるような情熱を持ち、チームへの忠誠心を隠そうとしない新エースはA・マドリーがかつての栄光を取り戻すために、これからも大量のゴールを求め続けていく。

ゴールを決めてもチームが負けたら、僕の喜びはゼロになる。

今シーズンのゴール数については満足している?

ファルカオ 正直、ラッキーだった(笑)。現時点で22ゴールを記録していること自体、僕には信じられないくらいなんだ。ストライカーにとって記録はすごく大事なものだ。この数字を素直に喜びたいよ。

リーガ1年目で20ゴール以上記録した外国籍選手はここ10年間で4人だけだ。ここまで活躍できた理由は何だと思う?

ファルカオ 運が良かったとしか言えないけど、あえて挙げるとすれば序盤で自信を得られたことかな。アトレティコの選手としてプレーした3試合目(ラシン・サンタンデール戦)でハットトリックを決められたおかげで、「スペインでやっていける」という自信が持てたんだ。それまでは多少の不安があったけど、違うリーグに移籍して、しかも世界最高峰のリーガですぐにゴールを決めることができた。すごく大きな自信につながったよ。

リーグ戦も残り数試合だけど、目標にしているゴール数は?

ファルカオ もちろん、できるだけ多くのゴールを決めたいと思っている。でも、重要なのは決勝ゴールの数を増やすことなんだ。ゴールを決めてもチームが負けたら、僕の喜びはゼロになる。

祖国のコロンビアではA・マドリーへの移籍を“都落ち”だと批判する声もあったみたいだけど、君の決断は間違っていなかったようだね。

ファルカオ もちろんだよ。アトレティコのような伝統と歴史のあるチームの一員になれたことを誇りに思っているよ。ビセンテ・カルデロンの雰囲気は最高だし、ロヒブランコのファンも最高だ。今ではこの雰囲気にすっかりなじんでいるよ。

ポルトに在籍していればチャンピオンズリーグ(以下CL)の舞台でもプレーできたはずだけど、これについてはどう考えている?

ファルカオ 確かにCLには出られなかったけれど、それよりも今こうして世界最高峰のリーグでプレーできていることのほうが僕にとっては重要なんだ。

昨夏はチェルシーのようなビッグクラブからもオファーが届いていたようだけど、なぜA・マドリーを選んだの?

ファルカオ リーガで自分を試したいと思っていたんだ。そんな時に、スペインで3番目に歴史と伝統を持つチームが僕に興味を示してくれたんだ。これほどの名門チームでプレーするチャンスを無駄にするなんて、それこそ馬鹿げた話だよ。

<インタビュー全文はワールドサッカーキング 2012.05.17(No.214)でチェック>
 
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