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加藤未央が選ぶベストイレブン、欧州の“みそじーず”と人生至福の瞬間

2015.05.28

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【欧州ベストイレブン】男は黙って“みそじーず”、加藤未央が選ぶいぶし銀のベストイレブン

■フォーメーション:4-3-3
FW:クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)、カルロス・テベス(ユヴェントス)、アリエン・ロッベン(バイエルン)
MF:フランク・リベリー(バイエルン)、シャビ・アロンソ(バイエルン)、アンドレア・ピルロ(ユヴェントス)
DF:パトリス・エヴラ(ユヴェントス)、ダンテ(バイエルン)、ペペ(レアル・マドリード)、フィリップ・ラーム(バイエルン)
GK:ジャンルイジ・ブッフォン(ユヴェントス)

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[写真]=Getty Images

 いぶし銀。玄人好み。せっかくなので、オーバー30に頑張って欲しいという気持ちを込めて、選んでみました“みそじーず”。大好きなモドリッチを本当は使いたかったんですけど、まだ29歳なので残念ながら“みそじーず”には入れられませんでした。

 チームの肝は、ラームとシャビ・アロンソ、ピルロの3人。ラームをはじめ、派手さこそないですけど、自分がゴールを決めるためではなく、誰かが点を決めるための準備を整えてくれる選手たち。周りの選手たちはちょっとエゴイスティックな部分があるので、やっぱり試合を動かせる選手たちが生きてくるはずです。

 GKは存在感が抜群のブッフォン。何かヘマしたとしても、ブッフォンがいるから大丈夫と思うほど、心強くなるのはやっぱりすごい。センターバックのペペも悪童のイメージがありますけど、隣にラームがいて後ろにブッフォンがいれば悪いことはできないと思います。左サイドバックには困ったらなんとかしてくれて、ちゃんと仕事をしてくれるエヴラを入れてみました。

 3トップにクセのある選手を揃えたので、いかに前の3人に上手くパスを出せるかということがカギになると思います。前線の連係はイメージできませんが、そこまでのお膳立ては後ろがしっかりとやってくれるはずです。

 ただ、やっぱり“みそじーず”なので年齢が問題。けがとか体力とか、1試合持つのかが心配なところ。

【なんでもベストイレブン】これが私の至福の一時、加藤未央が選ぶ幸せの瞬間ベストイレブン

■フォーメーション:4-3-3
FW:集中してカレーを作る、メイクを落とす、疲れた時のココア
MF: 友達と食事、寝る前の海外ドラマ、乗ったことない電車に乗る
DF:毛布にくるまる、湯船に浸かる、仕事仲間とバカ話、家に帰って一番に靴下を脱ぐ
GK:チョコレートを食べる

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[イラスト]=りおた

 すごくゆるいですけど、大丈夫ですか?

 少し探ってみると、編集者の方は『全く問題ないっス』と妙に自信満々。ならばということで、いっちゃいます。「私の幸せの瞬間ベストイレブン」。

 フォーメーションとかに上手くハマるかなと思いましたけど、案外イケそう。GKには「チョコレートを食べる」。大好きなチョコは、やっぱり私のベース。サッカーでゴールを空けることがありえないように、これは絶対に欠かせないところ。続いて右サイドバックには、「家に帰って一番に靴下を脱ぐ」。脱いだ瞬間って、超幸せじゃないですか。というか、はじめからぶっ飛んだ感じですが、みなさんついてきてくださいね。

 センターバックは「湯船に浸かる」と「仕事仲間とバカ話」。片方はリラックスできて、もう一方はすごく力強い存在とくだらない話をできるという幸せ。前に構える2枚のボランチも、一見対極なんですが実は一緒。自分から何かしなくても楽しめるという共通点があって、インドアとアウトドアが上手くミックスされていることでバランスも取れているはずです。

 左サイドバックに関しては、実は真夏でも毛布にくるまって寝たいぐらい毛布が好き。とにかく好き。触っていたいから端っこがボロボロになるのが早いんですよ。こだわりもすごくて、重要なのは中央ではなく端っこ! お布団屋さんで毛布の端という端を全部触り倒したい。素材も触った時に少し引っかかる感じが好きなんですけど、このこだわり、みなさんわかるかな。

 ちなみに、ウチの両サイドバックはすごく攻撃的で基本上がりっぱなし。左サイドでは、毛布にくるまって海外ドラマを見るという連係もあります。両サイドが攻撃的なので、センターバックには癒し系を置いてバランスを取りました。

 そして、トップ下はやっぱりエネルギッシュにいきたいところ。プラスのエネルギーを貰う幸せを感じたい。靴下を脱いだり毛布にくるまることは、いうなればダウンの幸せ。一方で、友達との食事はハッピーを取り込むので、どんどん前に繋がっていきます。トップ下らしく、前線にスパッとパスを通すような感じです。

 理系出身の私ですが、3トップの左には自分の研究心を出してみました。料理も作る時は急に始めるのではなくて、実験と一緒で仮定から。そうすれば、一番合理的に料理ができるんですよ。その上、栄養の吸収率の効率化も求めてしまうので、野菜は全部ペースト状。でも、栄養の効率化を求めた方が科学的にも旨味が出やすいと言われていて、理系らしく理に適っているカレーを作っているはず。

 カレーには色んなスパイスも加えるんですが、こだわりはココアをちょっと入れること。そして、両ウイングがココアで繋がる。というか、やっぱりカカオが欠かせないんですよ。つまりは、GKを含めた大きなトライアングルの連係ができあがります。

 そして、センターフォワードには、「メイクを落とす」を据えます。右サイドからの攻めとしては、家に帰って一番に靴下を脱ぎ、疲れたからココアを飲んで、メイクを取る。この崩しのパターンは、圧倒的な存在感を放っていますね。

 私自身はお化粧が好きではないタイプですが、好きな女性でもメイクを落としたときの解放感はすごいと思います。男性の方は分からないかもしれませんが、これは幸せ。いや、超がつくほど幸せなんですよ。あらゆる女性からの支持が絶えないはず。センターフォワードとして間違いないです。

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