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【ブンデスリーガ最終節】ハンブルガーSV、初の2部降格か?そして2人の酒井、清武の運命は?

2015.05.21

HANOVER, GERMANY - MARCH 21:  Hiroki Sakai and  Hiroshi Kiyotake of Hannover look dejected during the Bundesliga match between Hannover 96 and Borussia Dortmund at HDI-Arena on March 21, 2015 in Hanover, Germany.  (Photo by Stuart Franklin/DFL via Getty Images)

第33節 日本人選手の振り返り

 今年に入って未だ勝利なしのハノーファーだったが、アウクスブルク戦で勝ち点3を手にした。これで順位も15位に上がり、降格圏を脱出した。

 試合は前半24分、右サイドの清武が中央に入れると、ブリアンのポストプレーからシュティンドルがゴールを奪い、ハノーファーが先制。しかし、前半29分、右サイドからペナルティエリアに侵入してきたババを、酒井宏が倒しPKを献上。さらに、イエローカードももらい、これで1-1の同点。

 それでもハノーファーは後半9分、再びシュティンドルがゴールを奪い、2-1と勝ち越しに成功。だが、酒井宏は後半32分にもイエローカードで退場となった。1人少なくなったハノーファーだったが、リードを守りきり、5ヶ月ぶりの勝利となった。

 日本人3選手が先発出場したマインツvsケルンは、後半2分に岡崎のアシストからマインツが先制。終盤にも追加点をあげたマインツが残留を確定させた。大迫、長澤は得点するチャンスもあったが、決め切れなかった。

 5月30日に行われる「DFBポカール」決勝戦の前哨戦となったヴォルフスブルクvsドルトムントは、ヴォルフスブルクが前半1分と後半4分にゴールをあげて勝利。香川はトップ下で先発したが、後半25分に途中交代。効果的な働きはできなかった。

◆第33節 日本人選手の採点
※Kickerの採点は「1」が最高、「6」が最低評価
※Kicker日本語版はこちら http://www.kicker-japan.com/

●アウクスブルク 1-2 ハノーファー
・清武弘嗣(ハノーファー)先発:後半34分に途中交代/kicker採点:3.0
・酒井宏樹(ハノーファー)先発:後半33分に退場/kicker採点:6.0

○マインツ 2-0 ケルン●
・岡崎慎司(マインツ)先発:フル出場、1アシスト/kicker採点:3.0
・大迫勇也(ケルン)先発:フル出場/kicker採点:4.5
・長澤和輝(ケルン)先発:後半10分に途中交代/kicker採点:4.0

○ヴォルフスブルク 2-1 ドルトムント●
・香川真司(ドルトムント)先発:後半25分途中交代/kicker採点:5.0

△ヘルタ・ベルリン 0-0 フランクフルト△
・原口元気(ヘルタ・ベルリン)先発:フル出場/kicker採点:4.5
・細貝 萌(ヘルタ・ベルリン)メンバー外/kicker採点:なし
・長谷部誠(フランクフルト)先発:フル出場/kicker採点:3.0
・乾 貴士(フランクフルト)ベンチ:出場なし/kicker採点:なし
※原口は得点に絡めず、長谷部はミスもあったが安定したプレー。

○シュトゥットガルト 2-1 ハンブルガーSV●
・酒井高徳(シュトゥットガルト)ベンチ:出場なし/kicker採点:なし

○シャルケ 1-0 パーダーボルン●
・内田篤人(シャルケ)メンバー外/kicker採点:なし

第34節 日本人選手のみどころ

 長い戦いもいよいよフィナーレを迎える。今シーズンは未だ、降格クラブが1つも決まっていないという大混戦の残留争いである。残留争いに関わるのは、13位のヘルタ・ベルリンから18位のパーダーボルンまでの6クラブだ。

◆残留争い ※勝ち点が同じ場合は得失点差
13位 ヘルタ・ベルリン 勝ち点35/得失点差-15
14位 フライブルク 勝ち点34/-10
15位 ハノーファー 勝ち点34/-17
****<入れ替え戦>****
16位 シュトゥットガルト 勝ち点33/-19
*****<降格圏内>*****
17位 ハンブルガーSV 勝ち点32/-27
18位 パーダーボルン 勝ち点31/-33

 注目されるのはハンブルガーSV。バイエルン・ミュンヘンと共に、ブンデスリーガ設立以来、一度も2部降格を経験したことのないクラブが窮地に立たされている。第33節は残留争いのライバル、シュトゥットガルトと対戦したが1-2で敗戦。再び降格圏に順位を落とした。

 最終節のシャルケ戦は勝利が絶対条件。引き分け以下は自動降格が決定する。また、勝っても他の結果次第ということになる。得失点差で他のクラブと大きく離れており、勝ち点で並んでも順位が上回る可能性はほぼなく、残留の条件は更に厳しい。

 また、最終節は残留争いの直接対決が2つある。最下位のパーダーボルンvs16位・シュトゥットガルト、15位・ハノーファーvs14位・フライブルク。酒井高徳の所属するシュトゥットガルトは、14位・15位の直接対決があるため、勝てば残留が決定、敗戦は降格が決定する大一番となる。

 清武弘嗣、酒井宏樹のハノーファーは先週、ようやく2015年の初勝利。土壇場で踏みとどまったが、厳しい状況に変わりはない。酒井宏は前節のレッドカードで今節出場停止。勝てば自力で残留を決められるだけに清武のパフォーマンスに期待したい。

◆最終節 対戦カード
・パーダーボルン vs シュトゥットガルト(酒井高徳)
・ハンブルガーSV vs シャルケ(内田篤人)
・ハノーファー(清武弘嗣、酒井宏樹) vs フライブルク
・ホッフェンハイム vs ヘルタ・ベルリン(細貝萌、原口元気)
・ケルン(大迫勇也、長澤和輝) vs ヴォルフスブルク
・ドルトムント(香川真司) vs ブレーメン
・バイエルン・ミュンヘン vs マインツ(岡崎慎司)
・フランクフルト(長谷部誠、乾貴士) vs レヴァークーゼン
・メンヒェングラートバッハ vs アウクスブルク

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