【ブンデスリーガ第26節】前節ゴールの岡崎は上昇ムード、チームが最下位に沈む酒井高は正念場

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第25節 日本人選手の振り返り

 ヘルタ・ベルリンの原口元気がブンデスリーガ初ゴールを決めた。後半25分に負傷したキャプテンのルステンベルガーに替わって入った原口。後半37分にストッカーのシュートをGKが弾いたところを詰めてゴール。

 これで勝ち越したヘルタ・ベルリンだが、終了間際にシャルケに追いつかれ、2-2で引き分けた。原口の同僚、細貝萌はベンチ入りせず、シャルケの内田篤人はケガの影響もあり、出場しなかった。

 マインツの岡崎慎司が調子を取り戻しつつある。アウクスブルク戦では、前半32分、エリア右でボールを受けると、トラップがやや大きくなり難しいボールになったが、冷静に蹴りこみ先制点。これで岡崎は2試合連続得点で、今季10ゴール。2年連続で2桁得点をマークした。

 長谷部誠と乾貴士の所属するフランクフルトは4-0でパーダーボルンに快勝。ボランチで先発した長谷部は守備に、攻撃の起点に活躍。また、乾も2得点に絡む活躍を見せた。

△ヘルタ・ベルリン 2-2 シャルケ△
・細貝 萌(ヘルタ・ベルリン)メンバー外:/kicker採点:なし
・原口元気(ヘルタ・ベルリン)ベンチ:69分から途中出場、1得点/kicker採点:なし
・内田篤人(シャルケ)ベンチ:出場なし/kicker採点:なし

●アウクスブルク 0-2 マインツ○
・岡崎慎司(マインツ)先発:フル出場、1得点/kicker採点:2.5

○フランクフルト 4-0 パーダーボルン●
・長谷部誠(フランクフルト)先発:フル出場/kicker採点:2.5
・乾 貴士(フランクフルト)先発:フル出場、2アシスト/kicker採点:3.0

△ドルトムント 0-0 ケルン△
・香川真司(ドルトムント)先発:61分で途中交代/kicker採点:5.0
・大迫勇也(ケルン)ベンチ:74分から途中出場/kicker採点:なし
・長澤和輝(ケルン)ベンチ外:/kicker採点:なし
※ドルトムントはケルンの守備に苦戦。ケルンはカウンターが不発。

○メンヘングラートバッハ 2-0 ハノーファー●
・清武弘嗣(ハノーファー)先発:フル出場/kicker採点:4.5
・酒井宏樹(ハノーファー)ベンチ:出場なし/kicker採点:なし
※清武は相手ペースのゲームで奮闘するが、チームは無得点で敗戦。

○レヴァークーゼン 4-0 シュトゥットガルト●
・酒井高徳(シュトゥットガルト)先発:61分で途中交代/kicker採点:6.0
※失点に絡むプレーがあり、後半16分で途中交代。チームも大敗。

第26節 日本人選手のみどころ

前節、シュトゥットガルトの酒井高徳は失点に絡み、後半16分で途中交代。チームも大敗し、Kicker誌の採点では最低の「6」をつけられた。チームも9戦未勝利で最下位に沈み、チームも個人も厳しい状態が続いている。

一方の対戦相手のフランクフルトは現在8位と、まずまずのシーズンを過ごしている。その中で長谷部誠はチームの要として貢献。また、乾貴士も攻撃で存在感を増している。

シュトゥットガルトは残留争いに光明を見いだせるか、フランクフルトはヨーロッパリーグ出場権を射程に捉えられるか、次節の対戦はともに負けられない戦いとなる。

マインツの岡崎は苦しい時期を乗り越え、2試合連続ゴール中。チームも11位まで上昇している。今節の対戦相手は2位のヴォルフスブルク。前回は開幕から8戦負けなしの状態で戦い、今季初黒星をつけられ、そこから9戦勝ちなしと苦しんだだけに、前回の二の舞いは避けたいところだ。

第26節 日本人選手所属チームの試合

・ハンブルガーSV vs ヘルタ・ベルリン(細貝萌、原口元気)
・ハノーファー(清武弘嗣、酒井宏樹) vs ドルトムント(香川真司)
・シュトゥットガルト(酒井高徳) vs フランクフルト(長谷部誠、乾貴士)
・ケルン(大迫勇也、長澤和輝) vs ブレーメン
・シャルケ(内田篤人) vs レーバークーゼン
・マインツ(岡崎慎司) vs ヴォルフスブルク

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