FOLLOW US

【ブンデスリーガ第17節】今年ラスト。3位を狙う内田のシャルケ、流れを変えたい細貝、原口のヘルタ・ベルリン

2014.12.19

hosogai
Photo by Getty Images

前節、パーダーボルンに苦戦しながらも2-1と逆転勝利したシャルケ。順位も5位となり、3位までの勝ち点差は「1」となった。第8節から指揮をとるディ・マッテオ監督のもと、新システム(守備時は5バック、攻撃時は3バック)を第12節から採用し、そこから4勝1敗と順位を上げている。

内田篤人も第5節でケガから復帰すると、それ以降は全試合で先発フル出場。攻守に渡って存在感を見せている。現在のシステムでは3バック時の右MF、5バック時の右SBのポジション。以前よりやや前のポジションとなったため、攻撃参加することも多くなり、第15節では珍しいヘディングシュートも見せている。

今年最後の対戦相手は14位のハンブルガーSV。16試合でわずか9得点と、ブンデスリーガでダントツの最少得点。ここまで放ったシュートは186本で、枠内に飛んだのは59本。比率は31.7%、シュートに対するゴールもわずかに4.8%。リーグ平均はそれぞれ39.4%と10.8%。決定力不足は明らかな状態だ。

しかし、一方で失点は「19」でリーグ4位と少なく、しぶとい戦いで降格圏を脱出している。その守備を支えるのはGKのドロブニ。CBのジュルは好不調が激しく、両サイドの守備も安定しないが、好セーブで失点を防いでいる。試合はシャルケの攻撃陣がいかにして得点を奪うか。内田を中心とするサイド攻撃がポイントになるだろう。

細貝萌、原口元気の所属する13位のヘルタ・ベルリンは、7位のホッフェンハイムと対戦する。前節、フランクフルトとのアウェイ戦で3-0とリードしながらも、後半45分とロスタイムに2点を奪われ、4-4のドロー。チームとしてなかなか歯車が噛み合わない状況が続いているヘルタ・ベルリン。

細貝もボランチとして奮闘しているが、チームのリズムの悪さに影響されているのか、本来のパフォーマンスを見せることができていない。また、途中出場が多い原口もなかなか攻撃に絡めず苦戦している。

今節の対戦相手ホッフェンハイムは開幕から9戦無敗と注目を浴びるものの、その後は2勝5敗と下降線を描いている。チームの特徴はMFフィルミーノを中心とした攻撃。その代償として守備に問題を抱えているだけに、フィルミーノとマッチアップが予想される細貝の守備、そして後半投入されるであろう原口のゴールに絡む活躍に期待したい。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

RANKING今、読まれている記事

  • Daily

  • Weekly

  • Monthly

SOCCERKING VIDEO