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【インタビュー】大島僚太(川崎F)「“何でもできる選手”を目指して、挑戦し続ける」

2015.01.17

『もったいなかった』というのが率直な感想

――大島僚太選手にとって、2014年はどんな1年になりましたか?
「そうですね。チームとしては『もったいなかった』というのが率直な感想ですね。序盤戦こそ勝てない時期がありましたけど、段々チームとしてやりたい方向性をすごく良く理解して、実践できるようになり、結果も伴うようになっていた。それでも、その勢いを最後まで持続できませんでした。そこが一番悔いが残っています」

──終盤戦、少し失速してしまった要因を挙げるとするならば?
「風間八宏監督は、自分たちが『相手チームを受けてしまう』とよく表現されますが、要は相手のやりたいサッカーをやらせてしまっている、と。風間監督体制としては3年目のシーズンでしたが、自然と自分たちができることが多くなってきて、成長してる過程において、一つ歯車が狂ってしまうとチームとして機能しなくなる。そういうふうに感じましたね」

──「相手チームを受けてしまう」のは、試合の流れをつかみ切れていないということでしょうか。
「そうだと思います。自分たちがボールを持って、試合の主導権を握って、どんどん仕掛けていく。そうしていると相手の状況もすごくよく見えるんです。そういった展開の中で、あえて相手に攻めさせて、こちらがカウンターを仕掛けるというケースもよくありますが、そこで決め切れないと相手の攻撃を受ける状態から抜け出せなくなる。2014年はそういった試合が何回もあったように思います」

自分自身が納得できるプレーヤーに

──そういった中で、大島選手個人としてはどんな1年になりましたか?
「課題が多く見つかったシーズンになりました。自分としては段々、前に出て行くという意識を持って取り組んでいた中で、少しずつ高い位置でもボールをさばけるようにはなってきたのですが、逆にそれまでは1つしか見えていなかったプレーの選択肢が2つ、3つと見えるようになった。それによって、ほんの一瞬、判断が遅れてしまっていました。そのせいで、パスが通らないとか、パスは通っても判断が遅れたせいで味方FWが相手に寄せられてしまっていたり……」

──チームと同じように、成長はしているけど壁にぶつかっていると。
「そう言えるのかもしれませんね。成長したとは、まだまだ胸を張って言える立場にはありませんが、ある程度周囲の状況がよく見えるようになってきただけに、もっと攻撃に出ていかなければ、とは強く思いました。そこは明確な課題として残っていますし、ゴールを決めることができなかったのも、大きな課題と捉えています」

――ちなみに大島選手が理想とするプレーヤー像とは?
「究極の理想は何でもできる選手。ピッチの真ん中でプレーしていますから、一番ボールを触って、自分のプレーからゴールが生まれることもそうですし、逆に守備の際には、自分一人でボールを奪い切って味方の守備陣が楽してくれればいいなと思います」

――そういった理想を掲げる中で、ご自身の武器はどういったプレーでしょうか。
「武器というか、心がけていることとしては、やはりパスですね。守備から攻撃に転じる際に、いかに早く前線にいいボールを供給できるか。一発で相手の背後を取ったり、FWの選手にいいボールを送ることでチャンスに絡んでいきたい。リスクを恐れず、勇気を持ってどんどんパスを出していきたいと思っています」

――大島選手にとって、サッカーをやる上での信念や信条、特に大切してることとは?
「やっぱり自分はサッカーが大好きです。だから、試合に勝っても、負けても、どんな状況であっても常にサッカーを楽しんでいたいですね。常にそういう気持ちでいますが、もっともっと楽しめるようにしていきたとは思っています」

――サッカー選手として、今後どういった目標を描いていますか?
「先ほども話をしましたが、『何でもできる選手』になりたい。すべてのスキルを向上させて、自分自身が納得できるプレーヤーになっていきたいです。その道のりは果てしないと思いますが、挑戦し続けていきたい」

MORELIAは履けば履くほどフィット感が増す

──今回は大島選手が愛用するスパイク、MORELIAについてもお聞きします。MORELIAの魅力をどういうところに感じていますか?
「やはりフィット感の良さですね。少し履いただけで、すぐに足になじんでくれますし、履けば履くほどフィット感が増していく印象です」

──初めてMORELIAを履いたのはいつですか?
「中学3年生の時です。そこから継続して履いていますが、MORELIAは当時から変わっていない。その『変わらないこと』に大きな魅力があると感じています。と言うのも、MORELIAを履き始めた頃からずっと同じ感覚でプレーできている。ボールタッチにしろ、キックにしろ、同じモデルをずっと履いているからこそ、より一層、一つひとつのプレーに集中できていると思うんです。同じモデルを履き続けていることによって、自分の技術レベルも、自分で理解しやすいでしょうし」

──MORELIAのデザインについても、すごく気に入っているようですが。
「このシンプルなデザインが本当に大好きなんです。昔から変わっていなくて。僕は基本的にホワイトを基調にしたモデルを履かせてもらっていますが、シンプルでカッコ良いですよね。それに、ホワイトは見た目の印象も軽く見えるので、より軽さを感じられるんですよ」

──1985年の誕生から今年で30周年を迎え、さらに「軽量・柔軟・素足感覚」が進化しました。特に「軽量」に関しては、45グラムもの軽量化に成功しています(片方27.0cm)。
「最初にスパイクを持っただけでも、その違いはすごく分かりました。これほど軽ければ、雨の日でも重さを感じずにプレーできますし、フィット感やデザインはこれまでどおりで変わっていない。それは個人的にすごくうれしいですね」

──改めて、大島選手にとってのMORELIAはどういった存在でしょうか?
「自分がサッカーをする上では、絶対に欠かすことのできない“武器”ですね。これまでずっとMORELIAを履いてプレーしてきましたから、これからもずっと一緒にやっていきたいと思っています」

──最後に、MORELIA30周年に寄せてメッセージをお願いします。
「30周年ということは、僕が生まれていないときからモレリアは存在し続けていることになります。そう考えると、やっぱりすごいことなんだなと思いますし、これだけ長く存在しているのは品質がいい証拠。これから先もずっと、変わらずにモレリアを世に送り出し続けてほしいと思います」

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