2014.01.31

<インタビュー>玉田圭司「W杯は初戦がすごく大事だけれど相手に合わせていたら難しい」

 名古屋グランパスに所属するFW玉田圭司が、フットサルコートを初めてプロデュースした。1月11日に行われた「KT ESTADIO フットサルポイント 津田沼」のオープニングイベントに駆けつけた際には、「地元の千葉でオープンできたことは、非常に嬉しい」と喜びを語った。同コートでは、3月から「次のサッカー界を担う選手達を育成できれば」という思いで、ジュニアサッカースクールも開校予定。日本を代表するストライカーであり続ける傍ら、次世代の発展にも思いを注いでいる。

 かつて、王国ブラジルに衝撃を与える一発を叩き込んだ男が抱く、幼少期から変わらぬサッカーへの思い、覇権奪回を狙う新シーズンへの意気込み、そしてワールドカップに挑む日本代表への助言とは――。

玉田圭司

インタビュー・文●小谷紘友 写真●瀬藤尚美

――ドイツ・ワールドカップでは、ブラジルを相手にゴールを決めました。
「感触というか、あのシーンはあまり覚えていないんですよね。映像では何回か見て、『ああ、こういうゴールだったんだ』とは思うけれど、なんでああいう風に自分が動いたとかはあまり覚えていない。緊張はほとんどなくて、何点差で勝たなければならないとか、相手がブラジルだからということを、深く考えずにやれました」

――あんまり覚えていないというのは、意外です。
「すごくゲームに集中できていたのかなと思います」

――ブラジル・ワールドカップの話になりますが、玉田選手はコートジボワールとギリシャと対戦しています。グループリーグの印象はいかがですか?
「日本にとっては、やりにくい相手かもしれないですね。コートジボワールはやはり身体能力が高かったですし、プレミアリーグで活躍する選手もいて、すごく個が強い。初戦ですごく大事な試合になってくるけれど、相手に合わせていたら難しいと思いますね。ギリシャは守備が強い、厚いという印象があるので、日本にとってやりにくいかもしれません」

――今の代表は、セルビアやベラルーシといった守備を固めてくる相手に苦戦しています。
「ある程度攻撃力がある強いチームで、自分達が主導権を握って攻撃してくるようなチームの方が、やりやすいかもしれないですね」

――グループリーグ突破には何が大切になってくるのでしょうか?
「すごく細かいことがものをいうので、チームとしてまとまってやることが大事。それと、何と言っても初戦だと思います。次の試合のことを考えてやらない方がいい。日本はまだ、計算できる国ではないと思うので。『この試合には絶対勝たないといけない』とか、『この試合は引き分けでもいい』とかではなく、その一戦に集中してやるべきだと思います」

――最後に、改めて新シーズンの意気込みを教えてください。
「新シーズンは自分にとってもチームにとっても復活すること。自分としても、去年は全く満足いくような結果を残せなかったし、チームもそうだった。もう1度上位争いができるようなチームになって、自分がまた自分らしいプレーができるようにしたいなと思います」

――J1通算94ゴールということで、節目のゴールが迫っています。
「それは考えずにやりたい。自分としては目の前の試合に対して、自分のプレーをすること、チームが勝つために何をすればいいかということを考えながらやっていきたいと思います」

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