8月25日、いよいよ2012－13シーズンのセリエAが開幕。サッカーキングではセリエA各クラブのブロガー＆ファンにご協力いただき、新シーズンに向けた最新チーム情報を執筆していただきました。随時、チーム情報を追っているファンならではの濃密な情報が集結。読み応え十分な各クラブの情報をチェックしてください！
昨シーズンの王者ユヴェントスを展望していただいたのは、今夏、クラブから公式のファンクラブとして承認された『Juventus Club Giappone』の管理人さんです。
◆2012－13シーズンの目標（予想順位）
スクデット連覇、チャンピオンズリーグ制覇
ユーヴェは勝利が義務付けられたクラブです。
◆今夏の獲得&放出リスト
IN 選手名 《レンタル元》←昨季最終所属
GK ニコラ・レアリ←ブレッシャ
DF アルベルト・マージ←プロ・ヴェルチェッリ
DF ルシオ←インテル
MF パウル・ポグバ←マンチェスター・U/ENG
MF マウリシオ・イスラ←ウディネーゼ
MF クワドゥ・アサモア←ウディネーゼ
MF ミケーレ・パツィエンツァ←ウディネーゼ
FW ヴィンチェンツォ・イアクインタ←チェゼーナ
FW ホルヘ・マルティネス←チェゼーナ
FW セバスティアン・ジョヴィンコ←パルマ
OUT 選手名 《レンタル元》→移籍先
GK アレクサンダー・マニンガー→未定
DF ファビオ・グロッソ→未定
MF ラマン・キブサー→パルマ
MF ミロシュ・クラシッチ→フェネルバフチェ/TUR
MF マルセロ・エスティガリビア→《ル・マン/FRA》→サンプドリア
FW エルロイェ・エリア→ブレーメン/GER
FW マルコ・ボリエッロ→ローマ
FW アレッサンド・デル・ピエロ→未定
◆期待の新戦力
MF クワドウォ・アサモア
ウディネーゼから加入。ガーナ代表としても活躍する中盤の選手で、運動量が豊富で昨シーズンにユーヴェが見せてきたサッカーに相応しい選手と言えます。ナポリとのスーパーカップで素晴らしいボレーシュートを決めたような高い技術、そして左右前後に走る豊富な運動量で新シーズンのユーヴェでも機能してくれるはずです。
◆期待の若手
MF ルカ・マッローネ（1990年生まれのトリノ出身）
ユーヴェのユース出身の選手であり、キャプテンとしてトロフィー獲得に貢献しました。昨シーズンは何度か出番を得て、出場したゲームでは賢明な選手であることを印象付けました。主に中盤の役割を担いますが、パスを出しても良し、自ら突破しても良しのオールランドプレーヤーです。
◆新シーズンの予想フォーメーション
3－5－2
GK：ブッフォン
DF：バルツァーリ、ルシオ（ボヌッチ）、キエッリーニ
MF：リヒトシュタイナー（カセレス）、ビダル、ピルロ、マルキージオ、アサモア（デ・チェーリエ）
FW：マトリ、ヴチニッチ（ジョヴィンコ）
◆シーズン展望
昨シーズン、無敗という圧倒的な強さでセリエAを制したユヴェントスは、ライバルから徹底マークを受けることが予想されます。しかしながら、強力な中盤を中心にチームは更なるパワーアップを遂げました。
今オフにウディネーゼから到着したアサモアとイスラの加入により、中盤は更に強固なものになりました。3バックが採用された場合、恐らくアサモアは中盤の左サイドで能力を発揮してくれそうです。彼のパワー、スピード、テクニックはユーヴェの新しい武器になるはずです。
最終ラインにはインテルからルシオが加入。彼の豊富な経験が守備陣に安定感をもたらしてくれると期待しています。
最も期待している選手を挙げるとすれば、ジョヴィンコ。パルマで安定したプレーを披露し、イタリア代表にも選出され続けています。昨シーズンの彼の活躍はユーヴェ復帰に値するものでした。ジョヴィンコがユーヴェで機能するかはわかりません。しかしながら、パワーとスピード重視の現代サッカーの中で埋もれがちな輝き続けるファンタジーアを大いに期待しています。
チームの生命線は、やはり中盤です。ビダル、マルキージオ、ピルロの安定したプレーなくしてユーヴェの勝利はありません。久々のヨーロッパの舞台で勝ち進めるかは、この中盤の出来に左右されるのではないでしょうか。ピルロを中心にした中盤が機能すれば、昨シーズン見せてくれたような流動的で美しいサッカーを見ることができるでしょうし、結果もついてくるのではないかと思われます。
筆者：ユヴェントス公式ファンクラブ『Juventus Club Giappone』管理人
HP：Juventus Club Giappone
Twitter：@JuClubGiappone
Facebook：https://www.facebook.com/JuventusClubGiappone
今年8月にユヴェントスからオフィシャルとして承認された国内公式ファンクラブ。懇親会や観戦会、フットサルなど定期的にファン同士の交流を行なっている。
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