2012.06.04

オランダ/世界屈指の攻撃陣で制覇を狙う“オレンジ軍団”

 6月8日に迫ったユーロ2012の開幕。“欧州最強国決定戦”を直前に控える今、大会に懸ける列強国たちの戦いを振り返ろう。彼らを知ることで、ユーロがより面白くなる!

ユーロ2012列強国分析ファイル NETHERLANDS/オランダ

■予選成績
GROUP E 1位
9勝0分1敗
7大会連続9回目の本大会出場

浮沈のカギを握る攻撃ユニット…悲願へ歩む“オレンジ軍団”

 南アフリカ・ワールドカップを戦った主軸メンバーをベースに、継続路線を歩むオランダ。スウェーデンなどが同居したグループにおいても圧倒的な力を見せつけ、本大会行きの切符を手にした。

 
 チームのストロングポイントは何といっても驚異的な個性を持つ攻撃陣だろう。エースのロビン・ファン・ペルシーを筆頭に、サイドを切り崩すアルイェン・ロッベンや中盤でタクトを振るう攻撃的MFのウェスレイ・スナイデルなど、タレント性には事欠かない。予選10試合で37得点という圧倒的な攻撃力を披露し、ユーロ制覇に向けて着実に進化を遂げている。
 
 不安材料は守備陣か。欧州トップリーグで優勝争いを展開するクラブに所属している選手は不在で、攻撃陣に比べるとやや駒不足感はある。とはいえ、予選ではわずか8失点と、大きく崩れることは少なく、高い水準を保っていると言えるだろう。
 
 何よりオランダにとって、”攻撃は最大の防御”。6大会ぶりの欧州制覇に向けて、“オレンジ軍団”は歩み続ける。

【次ページ】プレミア得点王に輝いた世界屈指の点取り屋にフォーカス!

 

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KEY PLAYER Robin VAN PERSIE/ロビン・ファン・ペルシー

 世界最高峰のリーグであるイングランドのプレミアリーグにおいて得点王に輝いたロビン・ファン・ペルシー。繊細なボールタッチと強力なシュートを兼ね揃える生粋の点取り屋は、所属するアーセナルにおいてスーパーゴールを連発してきた。
 
 戦力的に苦戦を強いられることは必須だと評されていたアーセナルにおいて、チームを救うゴールを幾度となく決めてきたエース。ファン・ペルシーの存在なくして、アーセナルの3位フィニッシュはあり得なかっただろう。
 
 ダイナミックなプレーぶりは人々を魅了し、アクロバティックなシュートは相手GKの注意力を無効化させる。今シーズン、また一段と成長を遂げた“フライングダッチマン”がオランダをけん引し、母国を6大会ぶりの栄光へと導く。
 

予想スタメン/基本フォーメーション 4−2−3−1

GK
マーティン・ステケレンブルク
 
DF
ファン・デル・ヴィール
ヨハン・ハイティンハ
ヨリス・マタイセン
フルノン・アニタ
 
MF
ナイジェル・デ・ヨング
マルコ・ファン・ボメル
アルイェン・ロッベン
ウェスレイ・スナイデル
ディルク・カイト
 
FW
ロビン・ファン・ペルシー

 個性の異なる攻撃的プレーヤーを並べた前線は脅威。ファン・ペルシーはエリア内外から得点を奪うことができ、ロッベンはサイドを切り崩す。カイトは豊富な運動量で献身的にファン・ペルシーらをサポートし、スナイデルのスルーパスが試合の命運を分ける。

 大会屈指どころか世界的に見てもこれだけ豪華な布陣を組める国は見当たらないだろう。守備陣は小粒とはいえ、補って余りあるだけの戦力を備えている。

 果たして、欧州最高峰の舞台でオレンジ軍団はどのような魅力的なサッカーを披露してくれるのだろうか。彼らの試合には、勝敗を超えたサッカーの魅力をも求めたい衝動に駆られてしまう。アタッカーの躍動が、サッカーの未来を切りひらく。そう言っても、決して言い過ぎではない。

 

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