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「1部リーグ仕様のサイドハーフ」東洋大MF宮吉が大学初ゴール!

2017.05.31

今季途中からスタメンに定着した宮吉 [写真]=鶴田華穂

文=金澤瑞季

 前半から慶大の猛攻に苦しめられ、守備に徹する時間が続いたこの試合。MF宮吉悠太の大学初ゴールは、チームを勝利に導く1点だった。48分、DF坂本涼斗からのクロスに落ち着いて頭で合わせ先制。 この1点が試合の流れを変えた。

「守備が得意」と話した宮吉。攻撃面だけでなく守備面でもチームに貢献した。自陣でのプレーを余儀なくされ、攻撃に繋げることができない中でも「ここでやられずに耐え切れたら自分たちの流れが来ると信じて」前からプレッシャーをかけ、相手の攻撃の芽を摘んだ。その献身的な守備が勝利につながったのだろう。

 今となってはなくてはならない存在となった宮吉だが、意外にも試合に出場するようになったのは1部に昇格してからだ。もともとボランチでプレーしていたが、1部リーグは2部リーグと比べてサイドの守備が重要になるため、守備力に長けている宮吉がサイドハーフとして起用された。古川毅監督が「仮に2部リーグでやっていたら、彼が試合に出ることはなかったと思う」と話すほど、1部で戦う上でチームが理想としている、守備から攻撃につなげるサッカーにはまっている。また、古川監督は宮吉の「チームの裏方の仕事を自分から進んでやるような人間性」も評価している。チームが勝つことを第一に考えたプレーは、宮吉だからこそできるものなのだろう。

 これからの目標を「チームで勝ちを積み上げていくこと」と話した宮吉。ここで気を抜いて連勝記録をストップさせるわけにはいかない。勝利のためにチームを支える、宮吉の献身的なプレーに注目だ。

選手のコメントはスポーツ東洋のホームページ(http://sports-toyo.com/news/detail/id/6608)をご覧ください!

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