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関西大は関西第4代表としてインカレへ…リーグ最終節でびわこ成蹊スポーツ大と引き分ける

2016.11.16

インカレ出場の嬉しさを表現する森主 [写真]=川﨑恵莉子、西井奈帆(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

第94回関西学生サッカーリーグ後期第10節 関西大学 0-0 びわこ成蹊スポーツ大学

文=水野真(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

 この試合に引き分け以上でインカレ出場が決まるという大切なびわこ成蹊スポーツ大戦。この一戦は伝統の”関関戦”で勝利を果たしたヤンマーフィールド長居で開かれた。最終節ということもあり、両校の部員がスタンドに詰めかけ熱いプレーに歓声を送った。

 試合開始わずか36秒でびわこ成蹊スポーツ大に攻め込まれシュートを打たせてしまう。これは入らなかったもののびわこ成蹊スポーツ大の得点への意識がうかがえる。3分にも速攻でロングシュートを打たせてしまう。しかし、やられてばかりの関西大ではない。12分にはCKを獲得。MF清永丈瑠の精度の高いボールはゴール前に落ち、MF石井光輝がシュート。しかし、相手GKに弾かれ得点とはならない。その後もびわこ成蹊スポーツ大から石井がボールを奪い取ると左サイドの清永へと渡り、最後にはMF塩谷仁がシュート。地面に打ち付ける形となり得点にはつながらない。11分後にも清永とDF黒川圭介の連携が奏功し、FW竹下玲王にパスが通る。竹下はシュートを放つも右にそれる。関西大の懸命なプレーにスタンドの応援も一喜一憂するが、前半での得点には至らなかった。

 後半は一進一退が続く。60分には石井が負傷交代でMF中井英人が出場。4月以来のリーグ戦出場に「やるしかないという気持ちだった」と振り返る。その中井が74分にびわこ成蹊スポーツ大DF2人を抜く縦へのパスが通る。これを受けた清永がペナルティエリア内からシュートを放つ。しかし、これは枠外左へと流れる。80分からはびわこ成蹊スポーツ大の攻撃に一時押されるも守り切り0-0。貴重な勝ち点1をつかんだ。

 この勝ち点1で関西大はインカレ出場の関西第4代表の座を獲得。『全員サッカーで日本一』を今年最後のチャンスであるインカレに滑り込みで出場を決めた。初戦の相手は東海学園大学。総得点だけを見ると東海学生リーグ優勝校の静岡産業大学のおよそ2倍。中部大学戦では14-0という異例の圧勝を遂げている。要注意間違いなしの相手に関西大はどう立ち向かうのか。試合までの期間をいかにサッカーに注げるかに期待がかかる。

選手のコメントは関大スポーツのホームページ(http://kanspo.univ.nikkansports.com/?p=9925)に掲載しています。また、関大スポーツは関西大学の選手に独占インタビューを行い定期的にインターネットに掲載しております。その他にもTwitter(@kanspo)にて試合速報を行っています。ぜひ、ご覧ください!

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