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順天堂大に敗れた明治大は16試合ぶりの黒星、連勝も11でストップ

2016.10.24

岩田は反撃のヘディングゴールを挙げた [写真]=亀井笙子(明大スポーツ)

JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦第19節 明治大学1-2順天堂大学

文=古賀章太郎(明大スポーツ)

 16試合ぶりの敗戦になった。総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント決勝で対戦し、現在4位の順天堂大学との一戦は5分にファーストチャンスを生かされ、早々に先制を許す。その後は徐々に流れをつかみ明治大学ペースになるも、あと一歩のところで得点をすることができないまま前半を終える。迎えた後半は序盤から一進一退の攻防を続けるものの、57分に追加点を許してしまい、2点を追う苦しい展開に。84分に途中出場した岩田拓也のゴールで1点差に詰め寄るが、最後は順天堂大にボールキープされ、1-2で試合終了。第3節流通経済大学戦以来16試合ぶりの黒星で、連勝は1部史上最長の11で止まった。

 前向きに敗戦を捉えている。5分、57分に失点を許し1-2で落とした。それでも「今日の敗戦というのはすごくポジティブに捉えていて、いろいろな意味で『気付き』があった」(栗田大輔監督)と決して表情は曇っていなかった。上夷克典や山﨑浩介を始めとする3年生以下のDFを先発起用し、小出悠太や河面旺成などの主力3人を入れ替えた今試合。「彼らがいなくなった時に、そういう状態の中でも一番大事なゲームで勝てるかっていうメッセージを送った」(栗田監督)と来年を見据えた布陣で臨んだ。しかし、静岡県出身選手を多く擁する順天堂大のアグレッシブなオフェンスに遅れを取ってしまい力負け。「普段の悠太(小出)だったりアキ(河面)だったりに頼り過ぎているっていうふうに感じた」(服部一輝主将)と主力頼みであったことを実感し、自分たちの現在地に「気付く」ことができた。公式戦での敗戦は7月に行われた天皇杯予選東京都トーナメント立正大学戦以来、約3カ月ぶりであったが、動揺はしない。敗北を糧に第65回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)に向け一層気を引き締める。

 後期開幕戦ぶり、7試合越しのゴールで一矢報いた。84分、河面のクロスを受けた道渕諒平がふわりと浮かしたボールで折り返すと、土居柊太が頭で落とし、最後は途中出場の岩田がダイビングヘッドで押し込んだ。「点にこだわって残りの4試合臨もうと思っていたので、久々に点が取れて良かった」(岩田)。ゴールに飢えていたFWは直近3試合でチャンスを物にできず、歯がゆい思いが続いた。それでも「負けていたから起用した」(栗田監督)と得点を期待する指揮官にしっかり結果で応えた。

 インカレに向けもう一度ギアを上げていく。次戦は現在10位と2部降格圏付近にいる桐蔭横浜大学との一戦。前期リーグ戦では引き分けている相手ということもあり「まず勝つということを意識する」(岩田)と2連敗は避けていきたい。リーグ戦も残すところあと3試合。念願の三冠を達成するべく、残りの試合を全力で戦う。

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