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関西大、竹下と塩谷の2戦連続弾で後期リーグ2連勝 インカレ出場圏内の4位に

2016.09.15

得点したMF塩谷(背番号24)と喜ぶMF清永[写真]=水野真(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

文=大島涼太郎(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

 1週間でリーグ戦3試合を行う過密日程の中、関西大学はその2戦目である桃山学院大学戦に臨んだ。前期リーグでは2-1で勝利を収めており、相性は悪くない。また、関西大は前節6ゴールを決めた攻撃陣に期待がかかる。

 試合開始直後、最終ラインからFW竹下玲王にボールが入る。ボールを収めるとFW加賀山泰毅にパスし、ボールは再び竹下へ。シュートは打てなかったが、いい形で試合に入る。しかし13分、相手CKでニアサイドを突かれ失点、追う展開となった。「前半は足が動かず、関大らしさである走るという部分が出せなかった」(石井光輝主将)と攻勢を強めたい関大だがセカンドボールを拾えず、相手の攻撃に苦しめられる時間帯が続く。それでもこれ以上の失点は許すまいとGK松山瑞生の好セーブ、DF池端翼太の一対一の対応など粘り強く攻撃をしのぎ反撃の機会をうかがう。苦しい状況を打開しようと30分ごろMF清永丈瑠とMF塩谷仁がポジションチェンジ。ここから攻撃にリズムが生まれ出す。30分、左サイドを崩すとクロスを上げる。加賀山がニアに走りこみ、その空いたスペースに走りこんだMF森主麗司がヘディングでシュート。惜しくもゴール左へ外れるが、この日最初の決定機を迎える。33分には石井、森主、塩谷、池端とコート中央から右サイドへと流れるようなパス回しで相手陣内へ攻め入る。選手たちの調子も上がり始め、迎えた40分のCK、ゴール前の混戦で石井がファールを受け、PKを獲得。キッカーのFW竹下は時間をゆっくり使い、狙いを定める。GKの動きを見ながら蹴り込み、ネットを揺らした。1-1で前半を終了し、勝負は後半へ。

 後半は前半とは違い、前線の選手から積極的にプレスをかけ関大らしい試合運びで主導権を握る。54分、清永がチャンスを迎えるもシュートを打てず。55分には右サイドでボールを受けた森主がクロスを上げる。「目が合うと絶対にいいボールが来る」(塩谷)と相手のマークをうまく外し、ヘディングシュート。これがネットに突き刺さり、ピッチとスタンドが歓喜に包まれた。その後、追加点を狙い攻撃の選手を投入する。FW吉井佑将、MF平尾柊人、そしてリーグ戦初出場となるMF金沢祐平が出場。その交代選手からチャンスが生まれる。金沢から吉井へ絶妙なパスが渡る。ペナルティエリア手前でボールを受けた吉井はドリブルでキーパーをかわす。シュートを打つが角度が厳しくゴールには至らなかった。その後も得点を狙うも得点は入らずこのまま試合終了となり、後期リーグ2連勝を飾った。

 今日の勝利で順位をインカレ出場圏内となる4位にした関西大。出場機会の少ない選手たちも出場するなどチームレベルは上がってきている。次節は17日、同志社大学との一戦だ。今節、2位の阪南大学と接戦を繰り広げており、難しい試合になることが予想されるが『全員サッカー』で勝利を目指す。

選手のコメントは関大スポーツのホームページ(http://kanspo.univ.nikkansports.com/?p=7725)に掲載しています。また、関大スポーツは関西大学の選手に独占インタビューを行い定期的にインターネットに掲載しております。その他にもTwitter(@kanspo)にて試合速報を行っています。ぜひ、ご覧ください!

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