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一対一に磨きをかけた筑波大DF鈴木大誠、全国制覇へ気合十分「個性派軍団に勝ちたい」

2016.08.05

関東予選を5位で通過した筑波大 [写真]=梅月智史(サッカーキング・アカデミー)

 2016年度 第40回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメントが6日に開幕。関東予選を勝ち進み、2年連続で全国大会出場を決めた筑波大学は、1回戦で北海道第1代表の札幌大学と対戦する。

 前回大会で筑波大は、後にプロ入りするDF井筒陸也(徳島ヴォルティス)やMF小林成豪(ヴィッセル神戸)、大学ナンバーワンFWと称された呉屋大翔(ガンバ大阪)を擁する関西学院大学に逆転負けを喫して準決勝で姿を消した。

 当時1年生だったセンターバックの鈴木大誠は、呉屋とのマッチアップに苦戦。「呉屋選手を一人で抑えることはできないし、2人でも無理。2人で抑えようとしたら他の選手がフリーになってしまった」と振り返る。鈴木はそこでの教訓を活かし、「自分がFWを抑えればいい。もっと一対一で戦える選手になる」ことをテーマにこの一年間、取り組んできた。

 今大会1回戦の相手は北海道地域代表校のため、相手の情報が少なく、未知な部分が多いが、「対戦をしたことがないFWに対しても、個の部分で勝つ」と意気込み十分。大会を通しては「個人の成長」を意識しており、「ここが勝ち上がってきたら、この選手とマッチアップするからこういうプレーをしよう」などと、早くからイメージトレーニングにも取り組んでいる。

 筑波大が勝ち進むと、明治大学や阪南大学、大阪体育大学といった強豪がそろう隣のブロックの勝者と、準決勝の舞台で激突する。「個性派軍団に勝つことが一番の楽しみ」と微笑んだ2年生DFの奮闘が、筑波大に栄光をもたらすはずだ。

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