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明治大、ルーキー佐藤亮が初ゴールも2度追いつかれ専修大とドロー

2016.05.16

佐藤のゴールを祝福し、喜ぶ選手たち [写真]=亀井笙子(明大スポーツ)

文=臺佑太(明大スポーツ)

 勝利を取りこぼした。JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦第6節終了時点で8位に位置する専修大学との一戦は、2分に丹羽詩温の先制点で明治大学が幸先の良いスタートを切る。しかし、その後は専修大にペースを握られ前半を終え、47分に同点ゴールを許す。負けじと63分に途中出場の佐藤亮のゴールで再度勝ち越すも、79分にハンドでPKを献上し同点に。試合終了まで続いた専修大の猛攻を何とかしのぎ切った。2-2のドローで前節に続く勝利とならず、痛恨の勝ち点1となった。

 期待のルーキーが公式戦初ゴールで結果を残した。63分、交代直後の佐藤が道渕諒平の右サイドからのクロスをゴール左に流し込み、貴重な勝ち越し弾を決めた。「ずっと出場時間が短かった中で、今日は少し長めだったので、その中で自分がやらなきゃいけないことは結果を出すことだった」(佐藤)。入寮してすぐ1年生で唯一トップチームに上がり、U‐19日本代表にも選出。リーグ戦では途中出場ながら開幕戦からコンスタントに出場し、攻撃のアクセントとしてチームに貢献。あとは得点するだけだった。「後ろに抜けられる選手を入れたらおもしろいなと思っていました」(栗田大輔監督)と攻めあぐねていたチームの攻撃を活性化させるために投入。その期待に得点という目に見える結果で応えてみせた。

 2度のリードを奪いながら勝ち切れなかった。2分に右サイドの道渕の縦パスから裏に抜け出した丹羽のゴールで序盤からリードを奪うも、47分に服部一輝主将がロングボールの処理に失敗し同点に。2-1と勝ち越した79分にもペナルティーエリア内での痛恨のハンドでPKを与え失点。「自分たちの中では勝ち試合でした」(柴戸海)と勝てたはずの試合だったが、最後のところで踏みとどまることができず勝ち星を逃した。「全員がやることをはっきりと統一すべきでした」(道渕)。中盤でうまくボールを保持できずロングパスで相手DFの裏を狙うも、精度を欠きチャンスを作れず。攻めあぐねる場面が多かった。一方で相手の狙いはチームではっきりしていた。服部の好セーブ連発で失点は免れたが、専修大は前半から前線でプレッシャーを掛けてボールを奪取し、多くの決定機を演出。事故のような形での2失点ではあるが「最後まで踏ん張れるチームでないとリーグ優勝はない」(柴戸)。重要な局面で勝ち切れる勝負強さこそ、今の明治大に必要なものだ。
 
 次節こそ勝利をつかみ取りたい。現在首位の法政大学から4位の早稲田大学までの勝ち点差が1と大混戦となっている前期リーグ戦。その中で2位に位置している明治大がこの首位争いに食らいつくためには次節の現在6位の順天堂大学戦で勝利することは必須だ。「(順天堂大の)前線にいい選手も多いですし攻撃力があるので、そこはびしっと抑えて無失点で勝って終われるように、しっかり良い準備をしていきたい」(小出悠太)。攻撃的な相手だが、チーム全員がやるべきサッカーを統一して勝ち点3を取りにいく。

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