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石井光、早坂翔の今季初ゴールで3発快勝…中央大が2連勝で4位に浮上

2016.04.27

勝利を喜ぶ中央大メンバー [写真]=岩根史記(「中大スポーツ」新聞部)

 JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦2部第3節で、待望の今季初勝利を挙げた中央大学。今節の拓殖大学戦も依然としてエースの矢島輝一を欠いての試合となった。前半に先制を許したが、後半の3得点で逆転勝ち。2部リーグ4位に浮上した。

 前半序盤こそ中央大がボールを保持したものの、10分過ぎからは終始拓殖大ペース。18分、小島樹のパスをゴール前に抜け出した大山徹に決められ、先制を許してしまう。その後も幾度となくピンチを迎えた中央大だったが、守護神の置田峻也を中心とした守りで前半を0-1で折り返す。

 前半はシュート0本に終わった中央大。攻撃の活性化はもちろん、前線からの守備の改善を図るため、後半開始から寺村介をトップ下に投入する。この交代が的中し、後半は中央大ペース。47分、オーバーラップした左サイドバック縣翔平のクロスをファーサイドに走り込んだ早坂翔が頭で合わせ同点。「自分がファーサイドに走り込む形は何度も練習してきた」(早坂)と話したように、狙いどおりの得点だった。

 その後も中央大ペースで試合は進むが、なかなか得点できずに迎えた74分。自陣深くまで攻め込まれた場面を切り抜け、ボールは右サイドの古橋匡梧へ。ドリブル突破でDFを交わした古橋のクロスにフリーの石井光が合わせ逆転に成功。素早いカウンターが決まり、リードを奪う。

 続く78分にも、石井が左サイドでDF2人を交わし、狙いすましたシュートが逆サイドに突き刺さり3点目。その後は体を張った守りで拓殖大にゴールを許さず、3-1で試合終了を迎えた。

「前半と後半で全く別のチームが戦っていた」と手塚聡監督。前半は終始押し込まれながらも1失点で凌ぎ、「寺村が入って前線からのプレスが活性化して戦いやすくなった」(早坂)と後半に見事試合を修正した。2得点の石井は「2つとも自分一人では取れなかった得点」と味方に感謝しつつ、「このチームは前線にいい選手がそろっているので、練習でも試合でもアピールしていかなければいけない」と激しいレギュラー争いを見据える。今後もチーム内での競争を力に変え、勝利を重ねられるか注目だ。

文=岩根史記(「中大スポーツ」新聞部)

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