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決勝は阪南大との関西勢対決に…関西学院大DF井筒陸也「関西の大学サッカー界の未来につながる」

2015.12.17

 12月16日、アパマンショップPresents平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会準決勝が行われた。

 今シーズンの関西選手権、総理大臣杯、関西学生リーグを制し、大学全タイトル制覇を狙う関西学院大学は、関東の強豪、明治大学と対戦。序盤に2点リードしながら、前半のうちに同点に追いつかれる苦しい展開となったが、52分にMF小野晃弘が勝ち越し点を奪うと、終了間際にはエースFW呉屋大翔(ガンバ大阪加入内定)がこの試合2点目となるダメ押しゴールを決め、4-2で勝利して4冠へ王手をかけた。

 関西学院大の主将を務めるDF井筒陸也(徳島ヴォルティス加入内定)は、「早い時間に点が取れたことで変な形で余裕を持ってしまって、相手の攻撃を受けてしまった。早く試合を決められなかったことが、最後までもつれさせてしまった原因だと思う」と振り返った。

 明治大はFW和泉竜司(名古屋グランパス加入内定)を筆頭に、プロ内定選手を5人擁するタレント軍団。前半こそ「藤本(佳希)と和泉の2トップにセンターバックを引っ張られて、バイタルが空いてしまった。あそこで自由にやらせると、相手にはタレントがいるので、それはやられるわなという感じ」と、苦しい展開となった要因を挙げたが、後半は「センターバックがさらされてる状態だとなかなかアタックにいけなかったので、サイドバックと協力してケアしていくことと、しっかりとボールに行くことでうまく守れた」というとおり、相手に攻めこまれる時間帯をしのいで効果的に加点した。

 決勝戦の相手は関西のライバル、阪南大学に決まった。「阪南も宣言どおり、関学を倒すためにしっかり決勝まで勝ちあがってきてくれた。相手にとって不足はないし、観客動員が多い関東で阪南と僕たちが試合をできることには価値がある。そこでしっかりといいゲームをして勝つことが、関西の大学サッカー界の未来につながっていくと思う」と井筒。

 決勝戦は19日に浦和駒場スタジアムで行われる。

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