文＝水野真（関西大学体育会本部関大スポーツ編集局）
前節、近畿大学に快勝し勢いに乗りたい関西大学。今節はリーグ3位の桃山学院大学だ。全日本大学サッカー選手権（インカレ）出場に向けて、なんとしても勝利し勝ち点を稼ぎたい。
キックオフ早々、関西大は桃山学院大にFKを与えてしまう。桃山学院大はこれを最後にはヘディングでゴールを狙うもこれは外れる。その後、一時桃山学院大に押されるも、関西大が奮闘。あと少しでゴールというところまで行くもオフサイドや相手の必死の守りでゴールシーンを作ることができない。27分、関西大はCKを獲得。MF深尾将玄がゴール前に上手に落としたボールをMF森主麗司がシュートもバーに当たり弾かれる。しかし、その後DF荒木隼人のもとにボールが転がり、すかさずミドルシュート。ゴールネットを揺らした。高槻萩谷の地まで応援に来たサッカー部や一般観客からは大きな歓声が響き渡った。だが、桃山学院大も黙ってはいない。33分にDF陣の奮闘むなしくゴールを決められる。1－1、このまま後半に折り返すかと思われた42分に深尾が魅せる。関西大攻撃陣の巧みなパス回しでゴール前に詰めると、最後には深尾がゴールに差しこむ。後半に気持ち良く折り返す。
後半、一進一退の展開が続く。関西大はCKをたびたび獲得するもさらなる追加点に結び付けることができない。FW加賀山泰毅やMF秋山一輝などが桃山学院大を引き離すためにゴール前でシュートを狙うも得点に繋がらない。37分には関西大のオウンゴールが決まってしまい失点。同点に並び試合は終了となった。
結果は引き分け。しかし、リーグ5位の大阪体育大学が同節で関西学院大学に敗戦し、勝ち点が30で関西大が並ぶ。そして、得失点差で有利な関西大がリーグ5位に浮上。インカレ出場圏内に突入した。しかし、油断はまだ早い。5～7位の勝ち点差は2と僅差の状態だ。そのため、来週の最終節の結果が大きく影響する。関西大は次節、その僅差の立命館大学との対戦だ。勝利の女神は必ずや関西大に振り向く。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
選手のコメントは関大スポーツのホームページ（http://kanspo.univ.nikkansports.com/）に掲載しています。また、Twitter（@kanspo）にて試合速報を行っています。ぜひ、ご覧ください！
