2015.11.01

明治大、中央大を2-1で下す…優勝争いは佳境へ/関東大学リーグ第20節

文=鈴木拓也(明大スポーツ)

 絶対に負けられない戦いを制した。敗れれば2部降格となる中央大学との激戦は2-1で明治大学に軍配。前半21分、瀬川祐輔の左足のミドルシュートで先制すると、後半立ちあがり1分に和泉竜司主将が追加点を挙げる。捨て身の猛攻に出た中央大に1失点を喫するが、最後まで同点は許さず。接戦をものにした明治大は貴重な勝ち点3を積みあげ、今節引き分けに終わった首位早稲田大学に勝ち点1差まで肉迫。加えて5位以上が確定し、インカレの出場権も獲得した。

 苦しいゲームを勝ちきるのが今の明治大だ。1点差に迫られても焦らない。勝ちが続く後期は「選手自身が自信を持ち始めている」(栗田大輔監督)。山越康平、小出悠太のセンターバックコンビを中心とした守備は最後まで集中力を切らすことはなかった。結果が付いてこなかった前期は失点後の立て直しがうまくいかずに、ズルズルと失点を重ねるシーンも目立った。「いい守備からいい攻撃へ」を基礎とする明治大のサッカーにおいて、土台となる守備の安定が好調を支えている。

 逆転優勝へスキは見せない。2-0でリードした78分、降格回避のため勝つしかない中央大の総攻撃を抑えきることができずに失点。試合時間残り約10分。「絶対に失点をしてはいけない時間帯だった」(室屋成)。それまで多くの決定機があっただけに3、4点目と追加点を奪えなかったことも課題。「ペナルティーエリアの中という部分ではこだわりを強く持ってもっとやっていかないといけない」と和泉。インカレを見据え、リーグ戦残りの2試合でも「ゴール前」にこだわり抜いた質の高いサッカーを貫きたい。
 
 振り抜いた左足で流れを引き寄せた。明治大が中盤を支配し始めた0-0の前半21分、右サイドでボールキープした藤本佳希からパスを受けた瀬川が思いきって狙った。「左足のシュートには自信がある」。放たれたグラウンダーのシュートは右ポストに当たってゴールネットを揺らした。攻守における積極的、献身的なプレーで後期の明治大を支える瀬川のゴールで完全にペースをつかんだ。

 チーム攻撃の成熟を示した。この日は和泉、藤本の2トップが前線で幾度となくタメをつくる。「僕らが絶対キープできるというのがあれば、思いきって上がって連動したプレーができてくる」(藤本)。中盤を省略した縦パスをFWが収め、瀬川、土居柊太ら2列目の選手に前向きでボールを持たせる理想的な形での攻めが中央大を苦しめ続けた。栗田監督も「2トップが今非常に切れているのでチームの原動力になっている」と満足げ。シーズンをとおしてここまで取り組んできた厚みのある攻撃が結果として表れ始めた。

 第20節を終え早稲田大が勝ち点38で首位。優勝は勝ち点37の明治大と慶應義塾大学、勝ち点33の国士舘大学を含めた4チームに絞られた。最終節慶應大との上位直接対決の前に、次節はリーグ戦4連覇中の専修大学との一戦。近年優勝争いを繰り広げてきたライバルは5連覇の可能性こそ消滅したが「死闘となる」と栗田監督。早稲田大が勝ち点を落とすことに加え、明治大の勝利は絶対条件となるが「積み重ねを表現していく」(藤本)。1年間磨きあげた勝ちきる強さで勝ち点3をつかみ、最終節へ弾みをつけたい。

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