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悔しさをバネに、流経大FWジャーメイン良が中央大戦で1G1A/関東大学リーグ1部

2015.10.11

文=深井圭祐 写真=平柳麻衣

 10月10日に行われた、JR東日本カップ2015第89回関東大学リーグ1部第17節の中央大学戦を、4-3という壮絶な打ち合いの末に制した流通経済大学。勝利の立役者は1得点1アシストを記録したFWジャーメイン良だ。

 ここ2試合無得点で「とても悔しかった」というジャーメインは、「今日は絶対に決めてやるという気持ちで試合に入った」との言葉どおり、この試合では一つひとつのプレーにゴールへの貪欲さが表れていた。

 流経大は8分に中央大FW内田祐介に先制点を奪われてしまう。しかし、18分のFKでDF小池裕太からのクロスをジャーメインがヘディングで決め、同点に追いつく。ジャーメインが「自分はあまりヘディングが得意じゃないが、あの角度からのFKはチームで練習していて、小池が良いボールを上げてくれたので軽く触るだけだった」と語ったように、練習していたセットプレーからの得点だった。

 さらに40分には、相手のDFを背負った状態からドリブルで突破し、チーム3点目となるFW立花歩夢のゴールをアシストした。「スピードには自信があるので、前を向ければ行けると思った」とボールが来る直前にイメージしていたとおりのプレーだったと話した。

「今後は順位が近いチームとの試合なので、今日みたいに積極的に前に前に行って、得点を決めたい」と次節からの上位チームとの対戦を見据えたジャーメインは2試合得点できなかった悔しさをバネにし、今節で大活躍を見せた。優勝戦線に残るために、この男の得点力は欠かせない。

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