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明治大、法政大に4-1で快勝…次節の首位国士舘大戦に勢いをつける/関東大学1部リーグ

2015.10.10

文=鈴木拓也(明大スポーツ)

 ゴールラッシュで価値のある1勝を手にした。35分に右サイドを突破した室屋成のクロスを和泉竜司がヘディングで合わせて幸先良く先制。完全に主導権を握った63分の藤本佳希のゴールを皮切りに瀬川祐輔差波優人も得点を重ねた。終了間際に失点を喫するも、前節終了時点6位法政大学との優勝戦線生き残りを懸けた一戦は明治大学が4-1で勝利し大きな勝ち点3を積みあげた。

 流れを引きよせる1発だった。35分、右サイドを突破した室屋の緩く曲がるクロスボールを「抜くのを信じてポジション取りをするだけだった」と抜群のタイミングで走りこんできた和泉が頭でねじ込んだ。キックオフから積極的にゴールを狙う明治大だったが、得点にまでは至らず。徐々に法政大に攻めこまれるシーンが増えてきた時間帯での先制点だった。「その前にかんちん(服部)が止めてくれたり、守備陣も体張ってくれていたので」(和泉)と守備陣の粘りに応える主将のゴールがチームに火を付けた。

 バリエーション豊富な攻撃を見せた。多くの選手がボールに関わる流動的なサッカーを展開した後半は法政大を翻弄(ほんろう)。63分には、カウンターからボールを持った和泉が左サイドを駆けあがってきた河面旺成に送ると、河面の左足でのクロスに藤本が飛びこんで2点目を挙げる。この日2列目からの飛びだしを再三見せていた差波は、終了間際にペナルティーエリアにまで顔を出し和泉の折り返しに合わせて4点目をゲット。両サイドからの崩しと、中央選手の飛びだし。引き出しの多さと決定力の高さを発揮した得点シーンに「クロスに対して枚数が入ってというのは練習の成果だと思う」と栗田大輔監督も満足の表情を見せた。

 チームを引っ張る4年生が勝利に導いた。今節得点を挙げた4選手は全員が4年生。「リーグ戦は最後になるし、4年生がしっかりと引っ張っていくこと、得点だったりで貢献していくことが大事になる」と差波。勝負どころで必要になるのは最上級生の力だ。後期戦得点を量産する和泉、藤本に加え、好調を維持する瀬川、復帰した守備の要、山越康平ら4年生の活躍が逆転優勝へのカギを握る。

 大一番へ弾みをつけた。次節は現在首位をひた走る国士舘大学との対戦となる。リーグトップの得点数43を誇り、今節も5-1の大勝で駒澤大学を退けた。爆発力のある相手に対し、不用意なミスは命取り。終了間際での失点には「しっかりと振り返ってトレーニングの中で反省していきたい」と栗田監督。ポイントとなる守備は後期5試合で3失点と好調を維持しているだけに、細部の修正で精度を高めたい。「ここで決まると思う。自分たちのこれからが」(藤本)と大一番に懸ける意気込みは十分。後期戦折り返しのヤマ場に向けて、今節の反省を含めて1週間しっかりと準備をしていく。

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