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新戦力台頭のU-17日本代表、ポテンシャル発揮で中米の雄メキシコを圧倒

文・写真=川端暁彦

 7月18日、「第19回国際ユースサッカーin新潟」が開幕し、U-17日本代表は初戦でU-17メキシコ代表と対戦した。日本のU-17代表は昨年のアジア予選で敗れて今年のU-17ワールドカップ出場を逃してしまった世代。対するメキシコはその予選メンバーがほぼそのまま来日。優勝を目指す世界大会へ向けた重要な準備の場としてこの大会を位置付けていた。

 立ち上がりからそのメキシコが個々の技術の高さを発揮してボールを動かしていく。対する日本は焦らず構えてインターセプトからの速攻を狙う。チームの中心を担うのは昨年のアジア予選敗退を知るMF佐々木匠(仙台ユース)だが、その周囲に配置された選手たちは様変わりした。先発11人中、予選当時のメンバーは半数に満たない5人。今年になって新たに発掘・抜擢された選手たちがチームの中核を占めるようになっている。

 その中でも特に際立つのがFW岩崎悠人(京都橘)の存在感だ。一つ上のU-18代表にも選ばれている快足ストライカー。高校No.1の誉れも高いこの選手が、今年に入るまで代表歴がなかったというほうが驚きではある。この日も持ち前の馬力とスピードを生かしてメキシコDF陣の裏を狙い続けると、27分だった。

 右サイドバックの森岡陸(磐田U-18)の縦パスを受けると、ドリブル開始。「濡れたグラウンドは好きなんですよ」と雨で湿ったピッチをものともせず、ボールを滑らせながら疾走してメキシコDFを振り切ると、そのまま先制点を叩き込んでみせた。「今年に入って海外の選手とやることが多くて、もう彼らの力強さにもスピードにも慣れました」。殊勲のエースはこともなげにそう語った。

 試合はこの1点で完全に日本ペースに。後半は初めて岩崎とコンビを組むことになった、これまた昨年の予選には選ばれていないFW吉平翼(大分U-18)も爆発し、トータル4-0の圧勝。日本のU-17世代がアジアで負けたからといって力のない世代ではないと、そのポテンシャルを誇示するかのような内容で、中米の雄を完全に凌駕してみせた。

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