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U-15日本代表、メコン交流プログラムで強敵ベトナムに競り勝つ

2015.07.03

 U-15年代の国際交流を行う日本-メコンU-15サッカー交流プログラムは2日に、大会2日目を開催。U-15日本代表はグループリーグ首位通過をかけて、U-15ベトナム代表と対戦した。

 森山佳郎監督が「今大会で一番、強いかもしれない相手」と警戒していた通り、序盤から勢いで勝るベトナムペースで試合が進んだ。日本もセットプレーで応戦したが、森山監督が「開始から勢いで来るのは分かっていたので、勢いで負けないようにと話していたけど、初めて戦うスタイルの相手にプレッシャーを感じていた」と振り返ったように、相手に怯んだ隙を突かれて、14、16分に連続失点。25分にFW石井快征がペナルティーエリアに抜け出し、シュートを狙うなどベトナムの戦いに適応していったものの、前半は「上から順に良かった10人は相手の選手で、11番目からが日本代表」(森山監督)という出来に終わった。

 後半は、細かいパス交換による中央突破とサイドからのクロスを交えた狙い通りのサッカーを展開。少しの接触で倒れ込む相手の時間稼ぎにも動じることなく、好機を作った。66分にはMF谷内田哲平のスルーパスから抜け出したMF桝谷岳良がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。これを自らが決めて1点差に詰め寄った。以降は「1点取れれば、相手のモチベーションが下がるはず」という谷内田の読み通り、勢いが落ちたベトナムを攻守で圧倒。27分には左CKを石井が合わせて同点に追い付くと、28分には桝谷が右から中に切れ込み、ゴール前にスルーパス。MF船越大夢のシュートはGKに阻まれたが、こぼれ球をMF本間至恩が押し込み、3-2で勝利した。

 森山監督は「後半はベストな11人が日本だった。良いボール奪取が良い攻撃に繋がった」と逆転勝ちをおさめた選手たちを評価。2失点した前半からも、「消極的なプレーが続くと、アジアとの戦いではやられてしまうことが良く分かったと思う」と収穫を見出した。3日の最終日は優勝をかけ、サンフレッチェ広島F.Cジュニアユースと対戦する。

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