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攻守に力の差を見せつけた前橋育英 3戦連続無失点でベスト4進出

2018.01.05

米子北を寄せ付けず、準決勝進出を決めた前橋育英 [写真]=瀬藤尚美

取材・文=篠幸彦(提供:ストライカーデラックス編集部)

 ワンサイドゲームといってもいい内容だった。米子北が打ったシュートは4本。前半に至っては1本も打たせてもらえなかった。対して前橋育英は12本で3ゴール。数字どおりの力の差を前回準優勝チームが見せつけ、「本当に何もできなかった」と米子北・中村真吾監督も試合後に意気消沈した。

 それでも前半の序盤は米子北が前から積極的にプレッシャーをかけ、2トップの城市太志と葉間田累が裏へ果敢に走り込んでロングボールに勝機を見出そうと仕掛けていった。しかし、前橋育英は角田涼太朗と松田陸のU-18日本代表コンビを中心に強固な守備で受け止め、巧みなパスワークでプレスをいなした。次第に米子北は前からプレスをかけられなくなり、ブロックで耐える展開となった。そしてそれが破られるのも時間の問題だった。

 前半21分、右CKから相手のクリアボールを角田が左足のゴール。その6分後には渡邊泰基が左サイドをドリブルでえぐると、ニアのクロスに榎本樹が詰めて追加点。畳み掛ける2ゴールで前橋育英が米子北を突き放した。

 後半に入ると再び開始から米子北が前から積極的に向かっていくが、それも5分程度しかもたず、立ち上がりの奇襲も難なく抑え込まれてしまった。ゲームを確実なものにしたい前橋育英は後半25分にFW宮崎鴻を投入。その3分後、185センチという体躯に恵まれた宮崎の強みがさく裂する。右サイドからペナルティーエリア中央でパスを受けた宮崎は、右腕のハンドオフでDFを吹き飛ばし、左足でゴール左隅に流し込んで3点目。試合後に「あれが僕の持ち味です」と宮崎も自慢げに振り返った。

 その後は厳しい日程を考慮して選手を休ませるように交代カードを切り、最後まで米子北には何もさせなかった前橋育英。今大会未だ無失点という鉄壁を保ち、危なげなく埼玉スタジアムへの切符を手にした。昨年準優勝の悔しさを晴らす舞台まであとひとつだ。

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