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6得点大勝と2ゴールでも不満顔のFW菊井 大阪桐蔭自慢の「30メートルで加速」できるか

2018.01.03

突破を図る菊井悠介 [写真]=野口岳彦

取材・文=六川亨(提供:ストライカーデラックス編集部)

 4-4-2の布陣から、相手ボールになると自陣にリトリートして、DFとMFの4人がフラットに並び、コンパクトな守備ブロックを形成した大阪桐蔭。この守備網に、前半の羽黒の攻撃陣は手を焼いた。シュートは1本も打てずに4失点。大阪桐蔭にすれば狙い通りの試合運びと思ったが、実際は違っていた。

 永野悦次郎監督いわく、「今日はいつもより下がり気味になったのは、失点を怖がったからでしょう。いつものサッカーではなかったが、先に点を取れてよかった」とホッとした表情で話した。永野監督自身、「9年ぶりの大会ということで、いろんなことを想定して、そわそわするし、緊張感もあった」と正直に話す。そんなチームを救ったのが、互いに2ゴールを決めた2トップの今岡陽太と菊井悠介だ。

 永野監督も2人については「場慣れしているし、大舞台でも堂々と戦える」と絶大な信頼を寄せる。とりわけ菊井は前半31分のオウンゴールと後半4分の西矢健人の5点目にも絡んでいるので、記録には残らないものの2ゴール2アシストの大活躍だ。

 そんな菊井は「立ち上がりは自分たちが堅くて…、でもいい時間帯に点を取れたのでよかった」と胸をなで下ろしつつも、「結果はよかったけど、内容は自分たちの理想と違った」と表情を曇らせる。彼自身が得意とするプレーは、中盤でゲームを組み立てながらゴール前に飛び出して行くことだと言う。しかし羽黒戦は「うまくゲームを作れず、ゴール前へ行っていた。明日はもっとしっかりゲームを作れるようにしたい」と反省を口にした。

 菊井によると大阪桐蔭のサッカーは、「ゴール前30メートルで加速してシュートを打つサッカー」だそうで、「30メートルから一気にスピードアップして加速できれば、見ている人も面白いと思う」と自信たっぷりに話す。

 3回戦、駒沢陸上競技場で明秀日立と激突する。菊井が自慢する「30メートルで加速する」サッカーを披露できれば、きっと結果もついてくるに違いない。

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