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「壱晟さんと同じ流れで」選手権で活躍してプロへ…青森山田MF郷家友太、有言実行のゴール

2018.01.02

郷家は初戦となった草津東戦で2ゴールを挙げた [写真]=梅月智史

「自分が決める」。連覇を目指す青森山田(青森)のエース・郷家友太(ヴィッセル神戸加入内定)は、有言実行の2ゴールで初戦突破に貢献した。

 2日に行われた第96回全国高校サッカー選手権大会2回戦の草津東(滋賀)戦。シードのため今試合が初戦となった青森山田は、多彩な攻撃で草津東ゴールに迫ったが、「初戦なので硬さがあって、山田のサッカーをするには時間がかかってしまった」(郷家)となかなか好機を生かせない。しかし37分、郷家が見せた。檀崎竜孔の左クロスをファーサイドでヘディングシュート。「ニアに(中村)駿太が入っていくのが見えて、DFもついていくと思ったので。ボールは見えなかったですけど反応できたのは良かった」。このゴールを皮切りに青森山田のゴールラッシュが幕を開ける。

 後半に入って48分、郷家が今度はペナルティーエリア内でこぼれ球を拾うと、DFに囲まれながらも左足を振り抜く。「スペースがなかったけど、打てば何か起きるかなと思った」というシュートはゴールネットの右隅を揺らした。その後、青森山田は3点を追加。5-0の大勝で連覇に向け好スタートを切った。

 昨年度と同じく初戦で2ゴールを挙げた郷家だが、今年度はゴールへの意欲もチームを背負う覚悟も違う。最上級生となっただけでなく、プロ内定者として見られるプレッシャー、そして歴代の名選手がつけてきた青森山田の10番の重みを感じながら、エースとしての役割を果たそうとしている。「10番は偉大な先輩がつけてきた番号なので、それに恥じないプレーや結果を残すことが求められていると思います。今日は試合前に『自分が点を決める』とみんなに言っていたので、それを実行できたのは良かったです」

 前10番の高橋壱晟(現ジェフユナイテッド千葉)は昨年度の選手権で5試合連続ゴールを挙げ、Jの舞台へと羽ばたいて行った。「壱晟さんは昨年結果を残して、すぐにJリーグの開幕戦でスタメンを取ったので、自分も同じ流れに乗りたいなと思っています。優勝を置き土産にして、良い流れでプロに行きたい」

 そのために、次戦で強烈なライバルとの直接対決が待ち構える。3回戦の相手は、セレッソ大阪内定の安藤瑞季を擁する長崎総科大附に決まった。「開会式でも少し話して、『当たりたいね』と言っていたのですごく楽しみです。やっぱり意識している存在ですし、安藤に点を決められないように、自分が決めたいと思います」

 強い個性でチームをけん引してくれた先輩たちはもういない。もう一度昨年と同じ景色を見るため、郷家は自分自身の力でチームを勝利に導く。

[写真]=梅月智史

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By 平柳麻衣

静岡を拠点に活動するフリーライター。清水エスパルスを中心に、高校・大学サッカーまで幅広く取材。

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