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“旧”清水商と“旧”多々良学園 伝統校対決はPKの熱戦の末に決着

2018.01.01

PK戦の末に勝利した高川学園 [写真]=山口剛生

取材・文=安藤隆人(提供:ストライカーデラックス編集部)

 清水桜が丘の校名変更前は清水市商業、高川学園の校名変更前は多々良学園。もしかするとオールドサッカーファンからすれば、2つの後者の校名のほうに馴染みがあるだろう。清水市商も多々良学園も名門で、古くから高校サッカー界で結果を残しているチームだ。それぞれ校名が変わり、新たなリスタートを切り、『名門復活』を胸に、初戦で激しくぶつかり合った。

 渡邉唯人と大屋寛太を軸に、ドリブルとショートパスを織り交ぜて切り崩しにかかる清水桜が丘と、前線の185センチの長身FW土信田悠生をターゲットに素早いカウンターを仕掛ける高川学園。先にチャンスを作ったのは高川学園だった。ロングキックを土信田がヘッドですらすと、品部真完が抜け出し、GKと1対1。しかし、シュートは枠を越えていった。すると清水桜が丘も28分、インターセプトから大屋のスルーパスに抜け出した松下祐也がGKと1対1になるも、放ったシュートはタイミング良く飛び出した高川学園GK安部洋一郎のファインセーブに阻まれた。35分には大屋が左サイドを突破。マイナスの折り返しを渡邉がシュートを放つが、これも安部のファインセーブにあった。

 両者一歩も譲らないまま迎えた後半8分、清水桜が丘は左ヒジの負傷でスタメンから外れていたエース白井海斗を投入。すると白井は投入直後に強烈なシュートを放つなど、チームの攻撃を活性化。後半13分には右サイドでボールを受けると、鋭い仕掛けで切れ込んで、決定機を演出。流れは清水桜が丘に傾いたかと思われた。しかし、後半27分に181センチの大型FW山本廉哉が投入をされると、土信田と山本の大型2トップをターゲットにした高川学園の攻撃が威力を発揮し始める。後半35分、左FKを清水桜が丘GK眞杉雛多が痛恨のキャッチミス。これに反応した山本がゴールに蹴り込んで、高川学園が均衡を崩した。

 だが、清水桜が丘もすぐに反撃。後半38分にDF山田温人が右サイドを突破し折り返すと、白井が粘って、最後は松下が同点ゴール。試合を振り出しに戻すと、勝負はそのままPK戦に突入。5人全員が決めた先攻の高川学園に対し、清水桜が丘は4人目の白井がGK安部にストップされ、勝負アリ。

 伝統校であり、新校名でリスタートを切ったチーム同士の一戦は、高川学園に軍配があがった。

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