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ユース教授のインターハイ2015全校紹介 vol.16【東海学園、滝川第二】

2015.07.21

文・写真=安藤隆人

 夏の風物詩、インターハイが間近に迫ってきた。今年は8月2日から9日まで兵庫県で開催。真夏の王者をかけた決戦を前に、“ユース教授” 安藤隆人氏が出場全55校を紹介する。

【東海・北信越】東海学園(愛知第2)5年ぶり4回目

 東海学園の鶴田道弘監督は、中京大中京の岡山哲也監督の高校の大先輩であり、名古屋グランパスでチームメートだった。名古屋の後、ヴィッセル神戸、ヴァンフォーレ甲府を渡り歩いている。鶴田監督は2001年の共学化に伴い、サッカー部が創部されると同時に就任。就任4年目で選手権初出場を果たすなど、新興勢力として目覚ましい躍進を遂げた。

 今年のチームはプロ注目のMF光崎伸(3年)、大型ボランチの神谷凱士(3年)、FW神谷椋士(3年)と加藤大貴(3年)の2トップが軸で、【3-1-4-2】の攻撃的な布陣から繰り出される高さと強さを兼ね揃えた攻撃は迫力満点。ちなみに中京大中京に負けじと、フィギュアスケートで伊藤みどりと浅田舞を輩出している。

【関西】滝川第二(兵庫第1)2年ぶり22回目

 地元開催のインターハイにおいて、兵庫王者として出場する。選手権優勝1回、全日本ユース選手権優勝1回を誇る全国屈指の強豪校で、これまで岡崎慎司(レスター)、加地亮(ファジアーノ岡山)、金崎夢生(鹿島アントラーズ)、河本裕之(大宮アルディージャ)、森島康仁(ジュビロ磐田)など、錚々たるメンバーを輩出。今年から名将・黒田和生前々監督、栫裕保前監督の下で、長年コーチをしていた松岡徹新監督が就任。OBであり、滝二の歴史を熟知している松岡監督の下、新たなスタートを切った。

 DF稲積大介(3年)、MF田中聖也(3年)、エースストライカーの横浪直弥(3年)、そして昨年度の選手権で1年生ながら、高い技術と精度の高いキックで脚光を浴びたMF持井響太(2年)と、昨年を経験している選手が多く、楽しみなチームだ。偉大なOBである岡崎がプレミアリーグのレスターに移籍。6月にその岡崎が学校に顔を出し、インターハイ出場を決めた後輩達を激励。2度のワールドカップを経験し、今も尚、日本を代表するストライカーとして世界で躍動する彼に刺激を受け、後輩達も地元での躍進を誓う。

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