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ユース教授のインターハイ2015全校紹介 vol.10【日大藤沢、創造学園】

2015.07.15

文・写真=安藤隆人

 夏の風物詩、インターハイが間近に迫ってきた。今年は8月2日から9日まで兵庫県で開催。真夏の王者をかけた決戦を前に、“ユース教授” 安藤隆人氏が出場全55校を紹介する。

【関東】日大藤沢(神奈川第2)8年ぶり7回目

 昨年度の選手権において、快進撃を続け、ベスト4に輝いたのは記憶に新しい。この時のメンバーが多く残り、今年もハイレベルなチームに仕上がっている。中でもGK鈴木孔明(3年)、センターバック小野寺健也(3年)、左サイドバックの西尾隼秀(3年)、右サイドバックの福屋凌平(2年)の昨年のレギュラーが構成する守備陣は強固で、彼らの積極的なラインコントロールから、仁科千優(2年)、石坂尚己(2年)、FW蛭田悠弥(3年)、矢後佳也(3年)ら今年台頭してきた選手が、攻撃を活性化させる。

 チームを束ねる小野寺のキャプテンシーは素晴らしく、GK鈴木と共にチームの精神的な支柱となっている。この2人が引っ張る今年のチームは、より上位を狙える力を持っている。ちなみに日大藤沢は、49歳でプロの最前線で活躍をする、プロ野球界のレジェンド・山本昌(中日ドラゴンズ)を輩出している。

【東海・北信越】創造学園(長野)3年ぶり2回目

 近年、長野県のサッカーシーンでメキメキと力をつけ、3年前のインターハイ、選手権に初出場を果たした新興勢力だ。185センチのGK長谷川諒(3年)、MF小澤祐太(3年)、FW武田圭二(3年)らが軸となり、長野県勢で唯一、プリンスリーグ北信越を戦っている。

 今予選の決勝では、昨年度の選手権出場メンバーが多く残った都市大塩尻を3-1で破り、2度目の栄冠を手にした。この勢いに乗って北信越大会では、準決勝で星稜を1-0で下して決勝進出。決勝では新潟明訓に0-1で敗れたが、準優勝という結果を残した。目標は過去2度の全国出場でなし得なかった初戦突破だ。

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