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吉田麻也&F・トーレスの豪華2ショットが実現! ミズノ「レビュラ3」発表会で知られざるエピソードを語る!

2019.05.24

 2017年7月にデビューしたMIZUNOのフットボールシューズ『REBULA(レビュラ)』。その最新モデル『REBULA 3(レビュラ スリー)』の発売開始に先駆け、東京ミッドタウン アトリウムで発表イベントが行われた。

吉田麻也&トーレスからのメッセージ!
ミズノ『REBULA 3』のテクノロジーはこちら!

 イベントにはMIZUNOのブランドアンバサダーを務め、このスパイクを着用している日本代表DF吉田麻也、そして元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが登場。大のサッカーファンであり、試合中継の解説なども務めるタレントの平畠啓史さんがMCを務め、トークショーがスタートした。

 控室は3人が同じ部屋だったそうだが、平畠さんによると、吉田とトーレスは待機中に英語でコミュニケーションを取っていたという。平畠さんから「何を話していたんですか?」と聞かれた吉田は「いろいろアドバイスを受けていました」と回答。プレミアリーグのシーズンが終わって少しリラックスモードの吉田に対し、トーレスはJ1のシーズン真っただ中での参加だったが、「チームは難しい状況にありますが、少しずつ良くなっています。このイベントが終わったらすぐに戻って、明日から次の試合のための準備をしていきます」と笑顔を見せた。

 今回発表された『REBURA 3』の特徴の一つに「D-フレックスグルーブ」がある。アウトソールの中足部に斜め方向の屈曲溝を設けることによってターン時の自然なねじれを生み出し、強い蹴り出しをサポートする機能だ。吉田はこれについて「従来の『REBULA 2』よりもより強くねじれるようになり、それがクイックネスや俊敏性を生み出してくれると思います」と紹介した。

 制作にあたっては実際に着用する選手たちの意見を参考にした部分も多いようで、吉田は「選手たちもたくさんフィードバックして、制作チームと一緒に作り上げた作品なので、このスパイクでいいパフォーマンスをしたいと思います」と語り、「(選手の意見を取り入れるのは)日本のブランドだからこそできる部分だと思いますし、先ほども控室でトーレス選手と一緒にミズノの方と話をしました。そうやって選手の意見を取り入れていいものを作り出していくのがミズノの特徴だと思います」と続けた。

 一方、トーレスは『REBULA 3』について次のように感想を述べた。

「最後の細かい部分を詰める段階で意見交換をしましたが、結果として非常に素晴らしいものが完成したと思います。昨日の試合(JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第6節のサガン鳥栖対FC東京戦)でも実際に履きましたが、とても満足しています」

 また、トーレスは履いている時の感覚については次のように語っている。

「サッカー選手にとってスパイクは最も重要なツールです。スパイクは履いていて快適であること、ボールを蹴る時、体を回転させる時に非常にスムーズな動きができることが大切ですが、このスパイクは非常に完成度が高いと思います」

 吉田も「このスパイクは最初の足入れから感覚が違いますし、痛いところもない。それだけでストレスがないので、プレーだけに集中できるのがいいですね」と賛辞を惜しまなかった。

 トーレスはスパイクを選ぶ際に重視しているポイントとして「ボールタッチの感覚」を挙げ、『REBULA 3』については「ボールタッチで頻繁に使う部分が柔らかく、コントロールしやすくなっていますし、力強いキックを蹴ることもできます。フレキシブルに使えるスパイクだと思います」と語った。また、様々な環境に適応できるかどうかも重視しているようで、自身の経験を踏まえて次のような発言もしている。

「イングランドではピッチが湿っているのが一般的ですが、一方で日本は乾いたピッチが多いです。様々なピッチコンディション、天候に順応しやすいかどうかもスパイクを選ぶ際に重視するポイントの一つで、そういった違いをあまり気にすることなく履けるという意味でも、『REBULA 3』は非常にいいスパイクだと思います」

 ミズノのスパイクは海外の選手からも注目されているようで、吉田はこのようなエピソードを明かしてくれた。

「一度、プレミアリーグの試合でピッチに入場する時、セスク・ファブレガス選手(現ASモナコ)から『それ、どこのスパイク?』と聞かれたことがあります。『MIZUNO! メイド・イン・ジャパン!』と答えたんですが、通じてたかな(苦笑)。今ではトーレス選手が履いてくれているので、きっと伝わっていると思います」

『REBULA 3』は白を基調としている。吉田が「僕は白が好き。軽くて走れるような感じがするんですよね」と語れば、トーレスも「僕も吉田選手と一緒で白が好きなので、ミズノさんにも『自分のスパイクはすべて白にしてほしい』と言っています」とコメント。そしてトーレスは白いスパイクが好きな理由を次のように明かした。

「僕が小さい頃、リヴァウド(元ブラジル代表)がミズノの白いスパイクを履いてスペインでプレーしていました。それを見て憧れていたので、それ以来ずっと白いスパイクを履いています」


 その後、トークイベントは質問コーナーへと移る。ミズノの公式ツイッターアカウントで2人への質問を募集したところ、多くの質問が寄せられた。「トーレス選手がチェルシーに在籍していた時、吉田選手と対戦しているのですが、覚えていますか? 対戦した時はお互いどんな印象だったのでしょうか」という質問に対して、トーレスは「確か2年連続で対戦したことがあると思います。勝敗については覚えていないですが、対戦したことは覚えています」と回答。吉田は「結果は、僕も覚えていないということにしてください(笑)」と言葉を濁したが、トーレスに対する印象についてはこのように語っている。

「ビッグクラブとやる時はいつも記憶に残る試合になりますし、何よりトーレス選手について記憶に残っているのは、試合中にすごく紳士的だったんですよ。アクシデントで僕の顔に彼のひじが当たってしまったんですが、その時も『わざとじゃないんだ。ごめんね』と言ってくれました」

 トーレスはこの件について「僕は覚えていなかったんだけど、さっき控室で、吉田選手が写真を見せてくれたので『そうだったのか』と思いました」と苦笑いを浮かべつつ、「でも、吉田選手が僕に仕掛けてきたいろいろな一撃のほうが強烈だったんじゃないかな、と思います」と“反撃”してみせた。

 続いての質問では、長崎県出身の吉田に対してトーレスへのオススメスポットを紹介するよう求められ、吉田は「僕の実家!」を推薦。「急に行って、親がどんなリアクションをするのか見てみたい。父親がちょっと変わり者なので、父と絡んでほしいですね」と勧めると、トーレスも「とても光栄なことなので、ぜひ」と乗り気な姿勢を見せた。

 トーレスは来日から約1年が経過し、その間に様々な場所を訪れているそうだが、九州でのお気に入りは「高千穂」だという。

「家族と一緒に行って旅館に泊まり、神社に行ったり、高千穂峡で船に乗ったりしました。日本の伝統的な雰囲気が残っていて、すごくきれいなところでした」

 その後は元日本代表の加地亮さんや吉田と同じくイングランドでプレーしていた岡崎慎司からの質問も紹介された。加地さんからは「海外で生活し手困ったことは?」という質問だったが、吉田は「日本とは全然違うことを理解して移籍しないと苦しむと思います。違うことを楽しめるぐらいの気持ちで行くのが一番いいんじゃないかな」と回答。トーレスも「日本とヨーロッパは全く違うので、心をオープンにすることが大切。日本の文化や人々のことを理解し、学ぼうとすれば楽しむことができますし、この国のことをどんどん好きになると思います」と語った。

 一方、岡崎からは「サッカー人生で一番の親友は?」という質問。吉田が「ボール!」と回答する一方、トーレスはスペイン代表の同僚だったアンドレス・イニエスタの名前を挙げた。

「15歳の時に年代別スペイン代表で一緒になって以来の親友で、クリスマスは毎年一緒に過ごしています。ずっと一緒にスペイン代表でプレーしてきて、今は遠く離れた日本でともにプレーしているという意味でも、運命のようなものを感じますし、ベストフレンドだと思っています」

 2人が様々なエピソードを交えつつ饒舌に語り、話は尽きない様子だったが、予定時間を少し過ぎたところでトークショーが終了。最後にそれぞれがミズノファンに向けて次のようなメッセージを送り、イベントは大盛況のうちに終了した。『REBURA 3』は2019年6月14日(金)、全国のミズノ品取扱店で発売される。

フェルナンド・トーレス

「ミズノファンの皆さんがこのスパイクを気に入ってくれることを願っています。このスパイクには多くの人の願いが込められています。メーカーの皆さんは細心の配慮をしてこのスパイクを作ってくれましたし、自分たちもデザインの段階から多くの意見を言わせてもらいました。サッカー選手を目指す子供たちには、ぜひこのスパイクを履いて、夢をかなえてほしいと思います」

吉田麻也

「いいスパイクになっていることは間違いないですが、決して安いスパイクではないです。子供たちにとっては多少の負担があるかもしれないですけど、そのぶん長持ちすると思いますし、このスパイクがボロボロになるまで練習してほしい。いいスパイクで練習して、自己投資して、さらにうまくなれるように頑張ってほしいと思いますし、トーレス選手が言ったとおり、このスパイクの後ろにはたくさんの人たちの思いがあります。いいスパイクであることは間違いないので、ぜひ皆さん試してみてください」

凝縮された“スピード”への探求心…トーレス着用新モデル『REBULA 3』が新登場!

 ミズノは、サッカーシューズREBULA(レビュラ)の最新モデル『REBULA 3(レビュラスリー)』シリーズを6月14日から、全国のミズノ品取扱店で発売する。

 2017年7月にデビューしたREBULAは、「決定的なプレーを生み出すためのシューズ」をコンセプトに、スピードとボールタッチの機能を追求したサッカーシューズだ。シリーズ3代目となる本シリーズのトップモデル『REBULA 3 JAPAN』は、よりスピードが求められる現代サッカーにおいて、360°全方向へ素早く方向転換できるようにミズノ独自のソール設計を採用。また、シリーズ史上最軽量となる約215g(27.0cm片方)を実現し、相手との競り合いの中で1cmでも速く到達できる設計となった。

 また、『REBULA 3』はミズノブランドアンバサダーのフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)、吉田麻也(サウサンプトンFC/イングランド)、安西幸輝(鹿島アントラーズ)などが着用予定となっている。

[特徴その1]スピードを最大限開放する新しいアウトソール設計

母趾球部のスタッド周りに『ローテーションリブ』を採用。360°全方向へスムーズな方向転換をサポートする

360度、方向転換時のスムーズな足運びをサポートする『ローテーションリブ』
 相手との一瞬の駆け引きや状況の変化に対して、瞬時に対応するためには地面を蹴り出すためのグリップ力を高めながら、足の回転を阻害しないよう回転方向のグリップ力をある程度抑えることが理想的とされている。
 そこで、方向転換時に最も力がかかる母趾球部のスタッド周りに『ローテーションリブ』を採用。通常の円形スタッドと比較し、蹴り出し方向のグリップ力を約9%アップさせ、回転方向のグリップ力を約10%小さくしました(ミズノ調べ)。これにより、360°全方向へスムーズな方向転換をサポートする。

シャンク部分に『スタビリティスパイン』を内蔵し、軽量化を実現
 中足部外甲側に硬い樹脂を採用したパーツ『スタビリティスパイン』をシャンク(前足部と後足部の連結部分)部分に内蔵することで、強度を高めつつ、当社従来モデルよりも軽量化を実現。
 また、中足部斜め方向にかけて設けた屈曲溝『D-フレックスグルーブ』が、ターン時に自然にねじれ、強い蹴り出しをサポート。現代サッカーに求められるスピード機能を追求した設計となっている。

[特徴その2]ボールタッチをサポートする新構造『3D CTフレーム』

アッパー内部の『3D CT フレーム構造』がボール衝突時のクッション性をアップし、ボールコントロールをサポートする


 アッパー内部に人工皮革のフレームと新メモリーフォーム材をクロスさせた新しい『3D CT フレーム構造』を採用した。当社従来モデルと比較して、アッパー(内甲)のボール衝突時のクッション性が9%向上(ミズノ調べ)。スピードに乗った状態でのボールコントロールをサポートする。

※従来モデルとは2018年6月発売の「REBULA 2 V1 JAPAN」を指します。

『REBULA 3』商品情報

「REBULA 3 JAPAN」

■発売日 2019年6月14日
■品番 P1GA196009、P1GA196023
■価格 ¥25,000+税
■サイズ 24.5~29.0cm
■甲材 カンガルーレザー・合成皮革
■底材 合成底
■質量 約215g(27.0cm片方)
■原産国 日本
■カラー 09:ホワイト×ブラック×ブルー 23:イエロー×ブルー

「REBULA 3 ELITE」」

■発売日 2019年6月14日
■品番 P1GA196209、P1GA196223
■価格 ¥17,000+税
■サイズ 24.5~29.0cm
■甲材 カンガルーレザー・合成皮革
■底材 合成底
■質量 約215g(27.0cm片方)
■原産国 インドネシア
■カラー 09:ホワイト×ブラック×ブルー 23:イエロー×ブルー

「REBULA 3 PRO」

■発売日 2019年6月14日
■品番 P1GA196409、P1GA196423
■価格 ¥14,000+税
■サイズ 24.5~29.0cm
■甲材 合成皮革
■底材 合成皮革
■質量 約240g(27.0cm片方)
■原産国 インドネシア
■カラー 09:ホワイト×ブラック×ブルー 23:イエロー×ブルー

『REBULA 3』

取材・文=池田敏明
写真=鷹羽康博

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