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山瀬幸宏監督率いるSSSが北海道を制して全国の舞台へ【JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN北海道】

SSS札幌サッカースクール

 『2022JA全農杯 全国小学生選抜サッカーIN北海道』が4月9日と同10日に、北海道苫小牧市の緑ヶ丘公園サッカー・ラグビー場(人工芝)で開催された。

 今年で20年目を迎えた『JA全農杯 全国小学生選抜サッカー』は、小学生を対象とした8人制サッカーの大会。北海道地区の代表を決める今大会は、札幌(2チーム)、函館、旭川、釧路、根室、小樽、空知、北空知、十勝、千歳、オホーツク、室蘭、苫小牧、道北/宗谷(プレーオフ)、開催地(苫小牧)の各地区を勝ち上がってきた計16チームによるトーナメント形式で行われ、優勝チームに全国大会の出場権が与えられる。

 試合は、1ピリオド12分の3ピリオド制(合計36分)で行われ、第1ピリオドと第2ピリオドは事前に決められた8選手がプレーし、第3ピリオドのメンバー交代は自由。ただし、同一選手は最大でも2ピリオドしかプレーできないため、チームの総合力が求められるルールとなっている。

 そして決勝は、数多くのJリーガーを輩出すると共に、元Jリーガーの山瀬幸宏監督が率いる札幌地区のSSS(スリーエス)札幌サッカースクールと、粘り強い戦いで痺れるような接戦を制して勝ち上がってきた空知地区のくりやまフットボールクラブの対戦となった。

 試合が動いたのは第1ピリオド。相手陣内で押し気味に試合を進めていたSSSは、10番・藤野琉加がボックス左角付近でボールを持つと、自らも「得意としている」と自認するカットインから右足で強烈なシュートを突き刺し、先手を奪う。その直後にも、再び左サイドでボールを持った藤野が縦への持ち出しからゴール前へセンタリングを送ると、これに20番・濱田光希が合わせてリードを広げた。

 SSSは準決勝(DOTHO Jr U-12戦)で照井翔空が負傷するアクシデントに見舞われ、山瀬監督も「ケガ人が出て苦労すると思っていた」と懸念していたが、代わりに出場機会を得た濱田の活躍もあり、立ち上がりの5分間で一気に主導権を握ることに成功。対するくりやまの藤谷一史監督は、「最初のところで点をとられて気持ちが後ろ向きになってしまった」と、ピンチを凌いで数少ないチャンスを活かすという当初のプランが崩れた早い時間帯の連続失点を悔やんだ。

 迎えた第2ピリオドもSSSの攻勢は続き、6番・村田覇空斗の強烈なミドルシュートで3-0に。その後も両サイドからのクロスなでゴールに迫ったが、対するくりやまも小山内晴崇が相手のミスをついて1点を返し、2点ビハインドのまま第3ピリオドを迎え、望みを繋いだ。

 しかし、第3ピリオドも流れは変わらず、主導権を握ったSSSが着実に得点を奪っていく。右サイドの連係から横谷瑠偉がゴール前に送ったセンタリングに西村武留が合わせると、同じく右サイドからの攻撃で辻陽向が加点。試合終了間際にも見角健真がゴールを奪って、終わってみればSSSが6-0で勝利した。

 この結果、SSSが今大会の優勝と共に、GWに行われる全国大会の出場権も獲得。その全国大会に向け、1得点1アシストの活躍を見せたSSSの藤野は「どんどん縦に仕掛けてゴールを決めたい」と意気込み、キャプテンを務めるGK門馬拓哉も「守備をもっと堅くして点をたくさんとりたい」と決意を新たにしていた。

 また、SSSのOBで、かつてJリーガーとしても活躍した山瀬幸宏監督は、「次のリーグ戦につながるような、将来につながるような戦いをしたい」と述べ、自身も初めての経験になるという未知の舞台を心待ちにした。直前に札幌地区のリーグ戦も始まるため、難しい調整を強いられることになりそうだが、敗れたチームの思いも背負って全国の舞台で躍動できるか注目だ。

 一方、敗れたくりやまは、転校によりチームを離れる古川奨悟と1試合でも多くプレーすることをモチベーションのひとつに戦ってきたが、雪解けや新型コロナウイルス感染拡大の影響などもあり、外でのサッカーは1週間前になってからという難しい状況のなかで奮闘。藤谷監督も「ハードにボールを奪いにいくことを諦めずにやり続けてくれたから、格上の相手にも必死にくらいついて数少ないチャンスを決めて勝ち上がってこれた」と、選手たちたちの頑張りに賛辞を送った。

 決勝も6年生を中心とするSSSに対し、くりやまは5年生や4年生も多くメンバーに名を連ね、体格的な差も感じられたが、最後まで戦う姿勢を崩さなかった。これには、キャプテンの成田蒼輔も「頑張った結果の敗戦なので大丈夫。また頑張れる」と述べ、今回の経験を糧にさらなる飛躍を誓った。

取材・文=平野由倫

全国9地区で開催される『JA全農杯全国小学生選抜サッカー』の模様は@zennoh_sportsにてTwitter速報を実施。

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