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早稲田大、関東2部制覇! 国士舘大との頂上決戦制し、逆転優勝で1部復帰

2017.11.20

逆転優勝を決めて喜ぶ早稲田大の選手たち [写真]=内藤悠史

 JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦2部 第22節(最終節)が18日に行われ、三ツ沢公園陸上競技場では首位・国士舘大学と2位・早稲田大学が対戦。優勝を懸けた大一番が行われ、早稲田大が3-2と打ち合いを制して逆転での2部リーグ制覇を決めた。

 第21節終了時点で、すでに1部復帰を決めている国士舘大は勝ち点「47」。最終節では敗れなければ優勝が決まる。一方、2位の早稲田大は3ポイント差で国士舘大を追う。得失点差では大きく上回っているため、勝利を収めれば逆転優勝を遂げる。ただ、敗れた場合は3位・中央大学に抜かれて1部昇格を逃す可能性もある。

 強風の中で行われた頂上決戦。先手を取ったのは早稲田大だった。22分、スルーパスに抜け出したFW飯泉涼矢(4年)が右足シュートを決めて先制。しかし7分後には国士舘大のMF平野佑一(4年/水戸ホーリーホック加入内定)がPKを決めて同点に追い付く。36分にはCKの流れから早稲田大のDF熊本雄太(4年/モンテディオ山形加入内定)がこぼれ球を押し込み、再びリードを奪った。前半は2-1で終了した。

 打ち合いとなった一戦。後半立ち上がりにも得点が生まれた。国士舘大が左サイドを突破し、DF飯野七聖(4年)が角度のないところからニアサイドを破ってゴールネットを揺らす。52分の得点で、スコアは2-2となった。

飯野七聖

国士舘大DF飯野七聖が同点ゴール [写真]=内藤悠史

 同点に追い付いた国士舘大は、MF荒木翔(4年/ヴァンフォーレ甲府加入内定)を中心に攻勢をかけ、敵陣でのボールポゼッション率を高めて逆転ゴールを狙う。対する早稲田大は69分にFW武田太一(2年)を投入。敗れれば昇格を逃す可能性もある中、優勝への絶対条件である勝利を掴みに行った。

 決勝ゴールを挙げたのは早稲田大だった。78分、MF相馬勇紀(3年)がPKをゴール右隅へ決め、3-2と勝ち越し。終盤は猛攻を受けたもののしのぎ切り、打ち合いを制した。

早稲田大MF相馬勇紀がPKを決めた [写真]=内藤悠史

 早稲田大が勝ち点を「47」に伸ばし、同ポイントで並んだ国士舘大を得失点差を上回って2部優勝を決めた。関東大学リーグ2部は全日程を終了。早稲田大と国士舘大が1年での1部復帰を果たすこととなった。

早稲田大が逆転優勝を決めた [写真]=内藤悠史

【スコア】
国士舘大学 2-3 早稲田大学

【得点者】
0-1 22分 飯泉涼矢(早稲田大学)
1-1 29分 平野佑一(PK)(国士舘大学)
1-2 36分 熊本雄太(早稲田大学)
2-2 52分 飯野七聖(国士舘大学)
2-3 78分 相馬勇紀(PK)(早稲田大学)

■関東大学リーグ2部最終順位表
1位 早稲田大学(勝ち点47/得失点差35)
2位 国士舘大学(勝ち点47/得失点差20)
========1部昇格決定=========
3位 中央大学(勝ち点45/得失点差13)
4位 拓殖大学(勝ち点35/得失点差15)
5位 東京農業大学(勝ち点30/得失点差3)
6位 東京学芸大学(勝ち点29/得失点差-1)
7位 青山学院大学(勝ち点28/得失点差-1)
8位 立正大学(勝ち点25/得失点差-14)
9位 神奈川大学(勝ち点24/得失点差-4)
10位 東海大学(勝ち点21/得失点差-20)
======都県リーグ降格決定=======
11位 日本大学(勝ち点18/得失点差-14)
12位 朝鮮大学校(勝ち点14/得失点差-32)

取材・文=内藤悠史

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