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開始12分で3ゴールの中央大が逃げ切り勝ち…青山学院大は反撃及ばず3連敗

2016.05.15

チーム3点目を喜ぶ中央大の選手たち [写真]=内藤悠史

 JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦2部 第7節が15日に行われ、川口市青木町公園総合運動場の第一試合では中央大学と青山学院大学が対戦した。

 リーグ戦は第6節終了時点で勝ち点15の神奈川大学が首位、同勝ち点の東京農業大学が2位につけている。中央大学は勝ち点11の4位、青山学院大は同10の5位で、優勝争いに食らいつくためには負けられない一戦だ。両校の集中応援日に指定され、快晴に恵まれた会場は盛り上がりを見せた。

 試合は開始早々に動いた。3分、中央大FW矢島輝一がペナルティーエリア手前で前を向くと、正確な左足ミドルシュートをゴール左隅に決めて先制。以降も攻勢をかける中央大は6分、右サイドからFW古橋匡悟のクロスに矢島が反応し、打点の高いヘディングシュートを放つ。枠を捉えたボールは青山学院大GK齋藤駿介の好セーブに阻まれたが、直後の左CKから2点目が生まれた。ゴール方向へのボールがこぼれると、矢島が左足で押し込んでゴールネットを揺らす。開始7分で矢島が2ゴールを挙げ、中央大がリードを広げた。

 優位に立った中央大は、前線からのプレスと両サイドを広く使った攻撃で青山学院大を圧倒。12分には相手の最終ラインでのビルドアップでパスをカットした古橋がペナルティーエリア内に入って相手GKをかわし、落ち着いて無人のゴールへ蹴り込む。中央大が13分で3-0とリードを奪った。

 立ち上がりに3失点を喫した青山学院大は序盤の混乱から少しずつ挽回し、20分過ぎからチャンスを作り始めた。30分にはMF窪園大地がペナルティーエリア左角からゴール右隅を狙ったが、右足シュートは枠をわずかに逸れた。前半は3-0で終了した。

 3点を追う後半、青山学院大は立ち上がりに1点を返した。49分、左CKからゴール前で混戦となり、最後はDF中島康輔がヘディングで押し込む。反撃のゴールが決まり、スコアは3-1となった。

 2点差となってからは比較的落ち着いた展開に。中央大は63分にMF飯干雄斗が強烈なミドルシュートでゴールを脅かすと、セットプレーから決定機を作り出すなど4点目を目指して攻め込んでいった。

 中央大に押し込まれながらも4点目を許さずに好機を待っていた青山学院大。83分、右サイドから中央へパスが通り、MF伊藤光輝のラストパスに反応した窪園が右足シュートを決めた。スコアは3-2。残り10分を切ったところで青山学院大が1点差に迫った。

 1点差に迫った青山学院大は同点ゴールを目指して攻勢をかけたが、反撃はあと一歩及ばず。試合は3-2で終了。逃げ切った中央大が2連勝で今シーズン4勝目を挙げ、勝ち点を14に伸ばした。一方の青山学院大は3連敗を喫し、3勝1分け3敗となっている。

 中央大は次節、21日に東京国際大学坂戸キャンパス第1サッカー場の第一試合で東京農業大学と対戦。駒澤大は22日、横須賀リーフスタジアムの第二試合で朝鮮大学校と対戦する。

【スコア】
中央大学 3-2 青山学院大学

【得点者】
1-0 3分 矢島輝一(中央大学)
2-0 7分 矢島輝一(中央大学)
3-0 12分 古橋匡悟(中央大学)
3-1 49分 中島康輔(青山学院大学)
3-2 83分 窪園大地(青山学院大学)

取材・文=内藤悠史

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